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超ド派手な真っ赤なスポーツタイプの車。
それに乗せられてまた私の知らない道を西門さんが鼻歌交じりで走って行く。

ここまで来たら私にも予想は出来る・・・今度はこの楽な格好から別の服に着替えさせられるのよね?しかも私の雰囲気・好みじゃなくて、この男の趣味に合わせて。
案の定、車は何処かのお洒落なビルの地下に入っていき、ヤケに綺麗な駐車場に着いたらそこで降ろされた。

西門さんが車を降りたらすぐに裏口のようなドアが開いて、ここでも美人のお姉さんが制服とは思えないセクシーなスーツで現れた。


「総二郎様、お待ちしておりましたわ。こちらからどうぞ」
「悪いな。で、話してた女がこいつ」

「・・・・・・畏まりました。ご注文のお洋服に着替えていただきましょうね」


なに?今の一瞬の間は。
「え、この子?」って言葉が聞こえたのは私だけかしら・・・?


西門さんに連れられて入った部屋はこれまでと違って何もない・・・テーブルと応接用のソファーがあって、その他は巨大な鏡が幾つかあるだけ。
そこにさっきのお姉さんが戻ってきて、小さな服を持っていた。
てか、小さ過ぎない?子供服じゃないんだからなんでそんなに小さいの?・・・って思ったら!


「なによ、これ!!こんなの着れないわよっ!」
「なんで?大丈夫だって。俺しか居ないんだから」

「そこが1番の問題でしょうっ!!こんなの服じゃなくて下着じゃないのっ!」
「店員目の前にしてよくそんな言葉が出るよな?いいから着てみ?ストレッチ素材だから入ると思うけど」

「あのねーーーっ!!」
「では、お嬢様。メイクからお直ししましょうね」
「背中向けといてやるな♪」

この部屋から出て行く気も無さそうな西門さんは私に背中を向けて座ったけど、このエロ男の前で着替えるの?背中向けられてもこれだけ鏡があったら丸見えじゃないの?!

お姉さんは「大丈夫ですわ、慣れていらっしゃいますから♡」って。
そうじゃなくて、私がこんなのに慣れていないんだってばっ!!


そう言ってる間にも、前の店でやってもらったナチュラルメイクをさっさと落とされて、こんどは挑戦的な小悪魔メイクに変えられた。
真っ赤なルージュにゴールド系のアイカラー、付け睫毛まで。
鼻が低いからって鼻筋にハイライト、その両脇にローライトを入れて鼻メイクまで!
「少しでも高く見せましょうね」ってニッコリ笑われたけど、それを聞いた西門さんの肩が揺れてる。

髪は”くるりんぱ”を解かれて、今度は真っ黒ストレートのまま。
だけどグロススプレーを使って艶々にしてもらったから、これは今までの中では1番楽♡


問題は私の服・・・!

”見せブラ”って言うけど、ゴージャスキラキラな黒のブラにシースルーの薄い生地がペロンと繋がってるトップスの上に西門さんとお揃いの革ジャン1枚!
「こういうお洋服なんです~」って言うお姉さんもどうかと思うけど、これを選ぶ男の神経が判らないっ!
おへそが透けて丸見えじゃないの!

ってか、その下の黒革のスカートも膝上20センチだなんて!!
おまけにガーターストッキング・・・何ともイヤらしい オープンクロッチでちょっと光沢のあるヤツ。そして靴はアンクルストラップのピンヒール?!

「総二郎様、出来上がりましたわ」
「サンキュ!・・・ぷっ!牧野、なんだそりゃ!」

「あんたが選んだんでしょうがっ!!そこで笑うんじゃないわよっ!」

私の格好を見て大爆笑してお腹抱えてる男に向かって足蹴りしようとしたら、スカートが短すぎてめっちゃヤバいことになった!
「色気ねぇヤツ履いてんだな・・・」って顰めっ面で言われて、今度はパンツまで替えられた。

なんなの?!この男・・・!!
頭のてっぺんから小指の先までエロい血液が流れてんの?


そして再び乗せられた真っ赤な車。
そして際どい所まで上がってくるスカート!!

何か隠すものは?!って思ったけど、これまで着ていたものは全部取り上げられてるし、荷物なんて最初っから持ってないし!
両手で自分の足を隠すけど、隠しきれるわけも無く太股をピッタリくっつけて、寛ぐことも出来やしない!

「何やってんだ?お前」
「な、何って、こんなスカートにするから足が丸見えなんじゃ無いの!ってこっち見ないでよ、エッチっ!」

「男は全員エッチなの。お前が天使だと思ってる類だって頭の中はエッチなんだぞ?」
「そ、そんな訳無いでしょ!西門さんは特別エロいのよ、だから見るなって!!」

「・・・そうやって両腕伸ばして足隠してるとさ・・・」
「な、何よ!」


「牧野でも少しは谷間が出来んだな、って思って♡」
「・・・はっ?!」


確かに両腕を身体に寄せて足を隠すと自然と胸が寄せられて谷間が・・・!しかもトップスがブラみたいなもんだから余計に目立つじゃないのっ!
慌てて腕を緩めたら足が見えるし、かと言って前屈みになったら胸がっ・・・どうしたらいいのよっ!

「はっ!後ろの席に・・・」
「アホか!走ってる車の中、その状態で後ろに行ってみろ。パンツ丸出しになるぞ?」

「だから停めてよ」
「絶対に停めない」


結局エロ男には何を言っても無駄だと諦めて、取り敢えず前屈で助手席に乗っていた。
そうしたら完全に車酔い・・・むしろシートを倒されて西門さんの革ジャンを掛けてもらう羽目になった。
「お前、ホントに馬鹿だよな!」って笑いながら運転してるけど、こんな格好させて車に乗せた男に言われたくないわよっ!


今度はかなり長い距離走ってる。
朝からのドタバタで疲れていた私はウトウトしてしまって、気が付いたら寝てしまっていた。


そして車が停まった時、薄ら目を開けたら・・・西門さんが真上から見下ろしてた!

うわあぁぁーーっ!!なっ、何よ!」
「・・・デカい声だな。目的地に着いたぞ?」

「・・・え?ここ何処?随分薄暗い・・・は?山の中?」

「山には違いねぇけど、目の前見ろよ」


西門さんに言われて車の真正面を見たら・・・そこは温泉宿だった。



はぁっ?!温泉ですって?!
この男と温泉・・・・・・冗談じゃないわよーーーっ!!


「いらっしゃいませ、西門様。お部屋の準備は出来ておりますわ」
「サンキュ!」

「お、お部屋?・・・ま、まさかお泊まり?」

「この時間に温泉宿来て帰るヤツなんて居ねぇだろ?ほら、行くぞ!」


着物姿の色っぽい女将さんに案内されて、この宿の1番奥・・・所謂「離れ」ってところに連れて行かれた。
そこは本館から山道を歩いて5分以上、叫び声が届くのかどうかも判んないほど離れてた。それに真横には川が流れてるのか音が聞こえる・・・こんな場所にこの男と2人?!

私は冬眠明けのクマの餌じゃないっつーの!!


「なにブツブツ言ってんだ?早く露天風呂に入ろうぜ?」

「・・・何ですって?!」
「風呂!ここ温泉なんだから。早く脱げよ?」


だ、誰か・・・助けてっ!・・・助けてーーーーっ!!





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2019/03/23 (Sat) 08:44 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんにちは!

あはは!今度は私だった?
でも、私・・・水の中で目が開けられない人なのよ・・・残念だわ~💦

着物だと思いました?
うふふ!オープンクロッチのガーターストッキングが出したかっただけです(笑)

もうねぇ、連載が暗すぎてウズウズするよね!!
だから総ちゃんだけ何故か力が入っちゃって(笑)

いかんいかん💦

まぁ、ラストなんて想像出来るでしょうが楽しんでください♥
コメントありがとうございました♥

2019/03/23 (Sat) 11:51 | EDIT | REPLY |   

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