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牧野と昔の事を思い出してお互いの気持ちを打ち明けた。

俺の人生の中で1番ドキドキして、ソワソワして……自分の中にこんな熱い感情があるんだって初めて知った。
そのぐらい牧野の事が大事になった。

そう言えば、初めてキスしようとした時……珀に怒られたっけ?
この島で出会った時には抱いても怒らなかったのに。

『珀、ダメだよ?類は私の大事な人だから。
今度から珀も類の言う事聞くんだよ?』


……牧野がそう言ったら大人しくなって、キスする時は背中向けてたよね。


それはいいけどさ……
此奴らは俺が抜け駆けしたって、横からギャアギャア喚くの止めてもらいたいんだけどっ!


「はぁ?!なんでそうなったんだ?すげぇムカつく……自分勝手なヤツだな、類!
どうして俺に黙ってコクるんだよ!」

「……なんで総二郎に許可もらわないといけないのさ。関係ないじゃん」

「いきなりそんな話になるのか?お前等ここで知り合ったんだろ?
条件的には俺達と同じじゃないか?」

「……牧野、花沢国出身だったんだ。小さい時に出会ってるの、思い出したんだよ」

「……………………」
「……司、興味がないならそんな目で睨むなよ」

「お前みたいに寝てばっかりなヤツの何処がいいんだ?」
「……五月蠅い。放っといて」

「俺の方が女心は判ってると思うんだけどな……」
「……五月蠅い。確かにあきらの女子力には誰も勝てないだろうけどね」

「……………………」
「……司、だから睨まないでよ!!」


「……各国の王子達…あなた方は講義を聞く気がありますか?」
「「「「……すみません」」」」

ほらっ!!教授に怒られちゃったじゃん!



俺達四人、スタートが一緒だったら?
俺が幼い頃の事を思い出さなかったら?
彼女はきっと、自分の気持ちを言わずに過ごしただろう。
そう思う度に、胸を撫で下ろす自分が居る。

思い出して良かった!

俺と牧野は、他の三人に邪魔されたり…
時には、珀に助けられたりしながら、
絆を深めた。
ぁ、そうそう、珀って呼んでるけど本当の名前は、琥珀って言うのも彼女から聞いた。


***


この島に重い足取りで来てから、三年。
思いもしなかった出逢いをしてから、三年。
お互いに、幼い頃の気持ちを打ち明けあってから、三年。

春も夏も、秋も冬も三つずつ過ごした。
沢山話して、沢山笑って……少しだけど喧嘩もした。
ここでの思い出は、過ごした季節の数だけ増えている。
三年前、彼女を花沢国に連れて帰ると心に決めた事は変わって無い、寧ろ強くなっている。

牧野の事は留学した年の夏休み、帰郷した際に両親に話した。

好きな女性(ひと)が出来た。と…
連れて帰って来たいと思ってる。と…

最初、驚いた様子だったが、牧野教授のお嬢さんだと告げると、二人共 諸手を挙げて喜び、
「必ずや連れて帰って来いっ!」
と、背中を押された。

あぁ、そう言えば……
「YESの返事を貰うまで、帰って来るな」
とも、言われた気がする。


俺が Flower island に帰るまで、あと一年。

……いや、一緒に花沢国に帰る事を拒まれたら帰れないけど……
……………帰れなくても一緒に居られれば、それはそれで、幸せ……いやいや、帰れないって事は、断られるって事だよね?

………断られる?……そんな事にはならない…
と思ってるんだけど、もしそうなったら?

…………凹むじゃん……むぅ……

と、兎に角っ!一緒に来て欲しいと、一緒に花沢国に帰って欲しいと伝えなければ。

恋愛経験値は、決して高くはない…と思う、
………司ほど壊滅的ではないが……。
そんなモノ、高かろうが低かろうがプロポーズは一生に一度なんだから、経験値は関係ないだろ?……と、自分を慰めてみたりして…、

………………さて……どうしたもんか?

…………俺……本当にFlower islandに帰れるのかな…………。



そんなこんなでこの島で迎える最後の春。

春と言えばやっぱり花見でしょ。
桜の木の下で花弁がひらひらと舞い降りて来る中でのプロポーズ………なんて牧野 すっごく喜びそうじゃん♪

あいつらにバレないように秘密裏に進めた筈なのに、どこからどう漏れたのか……待ち合わせ場所に行って牧野を待ってたらあいつらが……来た……。

勿論 牧野が来る前に撒こうとしたさっ!
でも言い合いをしてるうちに牧野 来ちゃうんだもん!!

その後も何とか撒こうとしたけど結局撒けずじまい……。

ジャケットのポケットに入ったリングの出番は来なかった………。



そうこうしてるうちにこの島で迎える最後の夏がやってきた。

夏と言えばやっぱり海……なんだよね……?
俺にはしっくり来ないけど、牧野は瞳をキラキラさせながら海の話ばっかりするから週末を使ってのお泊まりデートを考えた。

青い空、青い海!
なーんて司は喜びそうだけど、俺はパス!!

ここはやっぱり夕方の砂浜を二人で歩いて……流木なんかに座っちゃってさ?
沈む夕日を仲良く眺めながらのプロポーズなんて……牧野ってばすっごく感動してくれそうだよね?


この日の待ち合わせ場所にあいつらの姿はなかった。

春には邪魔されたからね。
念には念を入れて……今回は上手くいった♪……筈…だった………。

夕方になって砂浜を歩く俺達の前方にはなぜかあいつらの姿………。

もうっ!
一体どこまで邪魔したら気が済むのさっ!!

踵を返して逃げようとしたけど、あいつらが俺達を逃す筈もなく………ここでもポケットの中にあったリングの出番は来なかった………。



時は流れてここで迎える最後の秋がやってきた。

そろそろ決めないと!俺っ!!

時期的には紅葉狩り?
いやいや、食欲の秋!食欲の牧野の勝ち?
あっ、お泊まりデートにして両方取ればいいのか♪♪

ってことで、今回もお泊まりデートにした。

それなのに…………。


牧野ったら前日に食べ過ぎて、お腹壊してデートそのものが中止になった。

いや、仕方ないよね……。
お腹押さえてる人にプロポーズ……そんな事言えないし。




続く……はず。




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皆様、こんにちは~♪

本日の花沢城は先週に引き続きまして特別編!
類君のプロポーズ大作戦の前編です♡

てか、S隊員とG隊員・・・花男二次作家でありながら

「プロポーズとか書けないし」
「だよね~!!」
「そんな甘い台詞とか知らないし」
「無理無理!」

「・・・・・・は?!」

いや、R書けとか言ってないし!
せめてプロポーズは書こうよ!って言うのに「「そこはよろしく」」・・・・・・マジで?(笑)



先にアニマルストーリーが始まってるから後から考え出した2人の出会い(笑)
この2人がこの先結婚して花沢城に住んで、そこに色んな珍客が現れるようになるのですね💦
今の類君は鬱陶しい幼馴染みを追い払うのに一生懸命のようですが。


さて・・・秋になってもプロポーズ出来ない類君。
このままだと自分も故郷に戻れない、と日々悶々としている様子💦
そしてとうとうやってきた冬、ここで勝負に出るようです(笑)


このタイトル・・・「プレゼントはオマケ付き」❤
オマケって何でしょうね💦
それは来週、判るかも?!


それでは来週の火曜日、15:00をお楽しみに~❤




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2019/12/20 (Fri) 14:31 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

がんばれ類王子とちょっと思った女様、こんばんは。

コメントありがとうございます。


長く持ちすぎでしょ(笑)
買ったその日に渡せや!って言ってやって💦

ってか、3人の前で渡せばいいのにね(笑)

2019/12/20 (Fri) 19:07 | EDIT | REPLY |   

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