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★このお話は5月6日の『花沢城物語・豆話~夏も近づく~』の続きになります♡
どんなお話しだったかな?って思ったら、先に読んでみて下さいね♡
S様のお部屋とG様のお部屋では本日公開されています。私の所では「お友達からの頂き物」というカテゴリに入っています。



******



総二郎は朝陽の頭をヨシヨシと撫でる

「アサヒ、、イイコ、、アサヒ、、イイコ」
「あぁ、お前はすっげぇ良い子だ」
と告げながら、アサヒの足に付けている小型カメラを取り外す

総二郎自身も、茶摘みに精を出していた
その為朝陽の相手をする事が出来ず自由にさせていたのだが、思った通り勝手に花沢邸へ行っていたようだ

あの『アッハ~ン❤』事件以来、悶々とした日々を過ごしていた総二郎
これだけ悶々とするのは、声だけだからなのでは?
と思い至り、こうしてこっそり朝陽の足に小型カメラを装着した

運が良ければ、、リアルな物が映るはず
それは今まで見たくても見れなかった物、、
悶々から解放され、ウハウハと言う映像が撮れるかも?
そうすれば毎日のおかずに出来るかも知れない

運が悪くても、、可愛いつくしちゃんの姿が映るはず
どちらにしても、心の癒しにはなるはず、、
と考えての事だ

そして早速再生ボタンを押した
そこには可愛い姿で茶摘みをしているつくしの姿が映っている

「可愛いよなぁ」

思わず声が洩れる総二郎

「アサヒ、、カワイイ、、アサヒ、、カワイイ、、」
「あぁ、、朝陽も可愛いよ」

総二郎は、ご苦労様と朝陽の身体を撫でてやる
その絶妙すぎるタッチに朝陽は目を閉じ陶酔している

「ん? これって、、類だよな、、」

そこには、類の仮装した姿もバッチリ映っている
そして一心不乱に手を動かし茶摘みをしている
時折二人で顔を見合わせニッコリしている姿は頂けないが、類の格好はある意味爆笑ものだ

「プッ! クククッ、、、あいつ、、あいつが、、クックックッ、、、」

一通り笑った後、思わず類に電話をかけた

「類、お前の格好可愛かったぜ♪」


***


何で知ってんの?!

しかもっ、可愛いってなんだよっ!!


絶対オカシイ、近くで見てるハズ無いし、
総二郎が居たら城内の誰かが判るだろうし、

…………あの時 居たのは………朝陽だ…💢

見て覚えた姿を伝えた訳じゃないだろうから、
カメラでも仕込んだな…総二郎っ💢


総二郎からの電話の後の俺の様子が気になったらしいつくしが、声を掛けて来た。


「……類、どうしたの?何かあった?」
「………総二郎がさ、朝陽にカメラを仕込んでたみたいなんだ…」

「えっ!」
「先日の茶摘みの様子がさ…楽しそうだったね…って」


まさか、可愛いかったって言われたとも言えないじゃんっ!
でも、何とか仕返ししてやりたくて『覗かれた』感と『困っちゃうね』感をふんだんに盛り込んで伝えてみた。


「……やだ、それって盗撮っ!!!」
「そんな大袈裟なもんじゃ無いだろうけどね、羨ましいんじゃないかな?」

「……羨ましい?」
「まぁね、ほら俺達仲良いし♪いつも楽しそうにしてるから…」

「もうっ、西門さんったら!言ってくれれば良いのにねっ」
「………そうだね…」

「はっ!そうだわっ!皆で茶摘みしましょうよっ♪♪」
「は?」


「皆でやったら楽しいんじゃない?♪」


ぷっ、くくっ

……何だか、面白い方向に話が進んでる気がするっ♪♪


…フッ…ミンナデ♪♪♪



「田村ーっ!田村いる?」

「はいはい!如何されましたか?類様」
「悪いんだけどさ、大至急これだけ揃えてくれる?
サイズ確認してね?大柄なヤツが居るから」


「こ、これは……宜しいのですか?」
「うん。で、田村はビデオ係で一緒に来てくれる?」

「……えーと、私が撮影するんですか?撃たれませんかね……」
「大丈夫でしょ♪」

田村にある頼み事をしてからすぐに2人に電話を……くすっ、つくしからがいいかな?
そうすれば絶対に来るよね?


そうして俺はつくしに頼んで2人に電話してもらった。
勿論これはつくしの希望だから喜んで掛けてくれたけどね。

「あっ!もしもーし!私~♡
ねぇねぇ、明日なんだけど西門さん家に行かない?
…………うんうん!そうだよ?みんなで行くの!
…………西門さんには内緒!驚かせるんだよ?
…………来てくれる?ホント!嬉しい~!!
じゃあ、明日、西門城の門前で待ってるねぇ~❤」



電話の向こうでニヤけてる2人の顔が目に浮かぶ……どんな事をさせられるかも判って無いだろうけど♪

「楽しみだねぇ~!」って明日の準備をするつくし。
沢山詰めてるお菓子が気になるけど、もしかしたらピクニックの気分になってるのかな?


夜になったら田村が頼んだ物を手に持って俺のところにやってきた。

「類様、こんなのしかなかったのですがいいんでしょうか?」
「うわっ!可愛いじゃん(プッ!これをあいつらが着るんだ?笑える!)」

「類様のはこちらでいいんですか?」
「うん、俺のは無地でいいよ。ねぇ、あいつにこの襷、短くない?」

「あぁ……でも、これしか無くて」
「ま、いっか!締め付ければ足りるかもしれないしね!」

「…………類様?」


まぁ、2人には恨みはないけど日頃の俺のストレスを考えたらこのぐらいいいでしょ。
それよりも楽しまなきゃね!



次の日……

約束の時間になったら西門城の前にあいつらは来た。
すごーく嬉しそうに、すごーく楽しそうに、ルンルンって文字が空中に浮かんで見えるみたい。

「よっ!待たせたか?」
「ううん!道明寺、久しぶり~!今日は頑張ろうね!」

「ん?頑張る?何を?」

「やっ!俺が最後だった?ごめんな」
「大丈夫、美作さん!日焼け止めきちんと塗ってね♡」

「ん?日焼け止め?どうして?」

今までルンルンだったのに急に???が空中に飛んだ……。
そして2人が俺に「なんだよ!」「どう言う意味だ?」を繰り返してる。

「いいじゃん、つくしが誘ったんだから聞いてやってよ」
「う……そりゃいいけどよ」
「何をするかだけでも……」

「すぐに判るよ」


西門城の門番はこのメンバーで通さない訳がない。
勿論総二郎にはすぐに来たことが伝えられたけど、その時は既に城内に入っていた。


「おっ?!なんだなんだ?どうしたんだよ、揃いも揃って。
俺、何かやらかしたか?」


「お前はいつも何かやらかしてんだよっ!」
「言えてる!」

「何だと?!お前等喧嘩売ってんのかよっ!」
「総二郎、喧嘩の前につくしがしたいことがあるんだって。
聞いてやってよ」


そう言うと総二郎はニヤリと笑ってつくしの前に立った。
馬鹿だよね……聞いたら断わられないのに。


「どうした?つくしちゃん!」
「西門さん、言ってくれれば良かったのに……そうしたら私、西門さんと一緒にしたのに」

「俺と一緒にシタいの?つくしちゃん……いいのかよ、類の前でそんな事言って」
「類には了解をもらったの。だから今日は私とやりましょう?」

「マジで……?」


あぁ!マジだよ!総二郎っ!!
お前も可愛くなってしまえっ!!



「田村さーん!お願いしまーーーす!」
「畏まりました!それでは失礼して……」

「おおっ?!なんだよっ!」
「えっ……これは?」
「…………おい、どういう事だ?」

「見て判らない?みんなで茶摘みをするんだよ。
だからこれから茶摘みスタイルに着替えるんだよ?」

「うふふ!だって西門さん、みんなでしたかったんでしょ?!
頑張ろうねぇ~!!」



ここで田村が出したのは茶摘み用の早乙女着物。
ドサッと広げると3人ともが固まった。

「では、皆様お着替えを♡わたくし、田村がお手伝い致しますので」
「うんうん!私は類を着替えさせるね~!」

「「「はぁっ?!」」」


司には紺地に梅の花とウグイス、茜襷に赤い前掛け。
あきらには黄色地に矢絣、茜襷に紺色の前掛け。
総二郎には緑に井げた、茜襷に黄色い前掛け。
勿論全員、手には手甲頭には手拭い被らせて。

俺だけ渋く、オール紺地の地味なヤツ……これでも恥ずかしいんだけどね。


「きゃああぁーっ!
みんな、可愛いわぁーーっ!!」


「ぷっ」

「「「…………」」」


はしゃいでるつくしに対し、あいつらは何の反応も示さない。ま、当然だよね、その格好じゃ…ぷぷっ。ほんと笑えるんだけど!


「よぉーし!みんなで頑張ろうね~。
それでさ、終わったら記念写真撮ろっ♪♪」


「「「……………………」」」

「……マジか…」
「……どうするんだよ…?」
「どっちにしろ あの顔見たら断れねぇだろ……?」


小声でぶつぶつ言いながら茶摘みに取りかかるあいつらを横目に田村に視線を投げれば、無言で頷いた。


守備はバッチリ♪
楽しみ 楽しみ♪♪


なんやかんやと思わぬ体験に戸惑うあいつらだったけど、終わる頃には慣れたもんで様になってた。
その恰好にはかなり笑えたけどね、くすっ。


結局、この日は摘んだ葉を総二郎に押し付けて解散になった。




数日後 花沢城リビングには全員が勢揃いしてた。

毎日のように通ってくる朝陽達や大小とか碧を迎えにきたあいつらがたまたま顔を揃えたのがきっかけ。
つくしがにっこり笑ってお茶に誘えば、断る訳なんかない。

うっきうきでついて来るあいつらに待っているのは………もちろんあの日の動かぬ証拠品達。


あぁ…知らないって幸せだよね~。


「お待たせ~!
西門さんから分けてもらった新茶だよ~♪♪」


「これ、この前摘んだやつ?」
「うん、昨日 蒼ちゃん達が届けてくれたの~♪♪」

「てめぇー !また抜け駆けかよ?!」
「はぁ?お前らに届けたってどうせ飲まねぇだろ!」


「それでね!今日ここに呼んだのはコレなの~!じゃじゃ~んっ!!」

「「「はっ?」」」


つくしが手元から出したのは、あの日のあいつらの大量の写真とDVD。
さらに嬉しそうにDVDに手を伸ばすとそれをプレイヤーにセットして、リモコンをポチッと押した。


「「「……!!…」」」


ぷぷぷっ


「ねぇ~?凄いでしょ?
どれも凄く綺麗に撮れてるし、いい思い出だよね~♪♪」



写真とDVDを前に固まるあいつらと、満面の笑みのつくし。

ま、いろいろ予想外のことが多かったけど、これってもしかしてもしかしたらあいつらの弱みを握ったことになる……かもしれないよね?
ある物は有効に使うべきだもんね?

さぁ~て……どう有効活用しようかな~♪♪
楽しみだな~♪
くすっ。



後編へ続く♪



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皆様、こんにちは~♡

連日の花沢城物語でございます。
そしてゲスト様は・・・はいっ!!りおりお様でしたぁ♡

もうねぇ(笑)りお様はどうしても色気のない花沢城に❤❤❤っぽいのを要求なさるのですよ・・・(笑)
でも、ここは恥ずかしがり屋のGPS、グイン!!と方向転換に成功しましたっ!

・・・・・・そう思ったんですけど、またぶん投げ返されたんです(笑)


18時もお楽しみにっ!!
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2019/05/23 (Thu) 15:20 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

羨んでる女様、こんばんは!

ますはS様より・・・

『新芽は優しく撫でて下さい、もしかしたら成長するかも?』
『新芽は、兎に角!優しく指先で……。間違ってもハサミでちょん!はお止め下さい』

・・・・・・ホント、ギャップクィーンだから(笑)


もうねぇ・・・こんなの投げられたらどうしたらいいのか悩みますよね💦
花沢城はピュアな世界なので(笑)

どうやってグイン!と方向転換させるかを毎回悩みます💦

それなのに余計に激しいコメント(笑)困ったわぁ!公開しようかと思いましたよ。


楽しんでいただけたのでしたら良かった・・・ははは!

2019/05/23 (Thu) 23:57 | EDIT | REPLY |   

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