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西門城~その後~


くっそ~~
茶摘みが中々終わらねぇぜ
何でこんなに茶畑が広いんだよ!!
こんな時は、つくしちゃんの笑顔が一番なんだけど、朝陽のやつ早く戻って来ねぇかなぁ

しかし、、
まさか俺んとこで、茶摘み用の早乙女着物に着替えさせられ、皆で茶摘みをする羽目になるとは思ってもいなかったぜ
その上、DVDや写真も沢山撮られてさ
あんな恥ずかしい姿は誰にも見せられねぇが、、DVDは少しだけ嬉しかったりする

似合う似合わないは別にして、お揃いって所がちっとばかし嬉しいじゃねぇか
一応、つくしちゃんとペアルックになるんだからよ
もちろん余計な三人も一緒なんだが、それは置いといて、、
初めてのペアルックは格別だろ?
皆には内緒だが、その時の写真はキッチリ枕元に置いてある
あいつらの部分は切り取り、俺とつくしちゃんの二人だけの写真としてな

それにしても、何で突然あいつらが俺の所に来たんだ?
まさか朝陽に付けたカメラで盗撮している事がバレたとか?
その仕返しの為に、俺にあんな格好を?
いや、それだと直接俺を問い詰めねぇか?

それに、司やあきらは関係ねぇのに、一緒に茶摘みスタイルに着替えさせられただろ?
類の奴までも着替えてたぜ?
それって単に、皆で茶摘みをやりたかったとか?
う~~ん、、
全く分からねぇ

まあ一つだけ言える事は、朝陽に小型カメラを仕掛けている事はバレてねぇと言う事だ
現に、あの後も朝陽は花沢邸へ行っているし、普通に帰ってきている
それはバレてねぇと言う事だろ?
早く朝陽が帰って来ねぇかなぁ
今日のつくしちゃんを早く見てぇ、、

その日の夕方、朝陽は西門城へ戻ってきた

「おっ、朝陽。 お帰り」
「アサヒ、、イイコ、、」
「あぁ。 朝陽は良い子だ。」

総二郎は朝陽の頭を撫でた後、脚に付けているカメラを外す
そして中の映像をチェックし始めた

「今日もつくしちゃんの可愛い姿が見られるかな? 
できれば、ほんの少しで良いから、お色気シーンが見られるとラッキーなんだけどな。」

と言いながら画面を見始める

すると朝陽がサッと総二郎の腕の中に身を預けた
総二郎は何時もの如く、朝陽の身体を優しく撫でる
その絶妙なタッチに、朝陽は体を横にしてうっとりと陶酔している

花沢邸までの距離は決して近くは無い
それでも毎朝花沢邸へ向かい、こうして夕方には帰ってくる
それは、こうして総二郎からの絶妙なタッチを受けたいから
マッサージされているような絶妙な感覚
それは悶絶する程気持ち良いからだ

それを知っている総二郎はクスッと笑いをもらす
そして優しいタッチを続けながら、画面を食い入るように見る
すると、、

「はあ? パンダ?」

画面からは、パンダを心配そうに見ている面々

「そういえば司の所には野生のパンダが生息しているとか。 くっそ~~。 
パンダは皆のアイドル的動物だろ? 上手い事やりやがったな。」


ジリジリとした思いを抱えた総二郎
しかし、総二郎の所にパンダはいない
くっそ~~!!
何故か負けた気分になる総二郎
その鬱憤を晴らすために、茶摘みに精を出すしかなかった
しかも数か月後には、子パンダまで産まれている

「あのパンダ。 妊娠していたのかよぉ。 
くっそぉ司の奴、花沢城に入りびたりじゃねぇか。 
俺なんか茶摘みが忙しくて全然行けてねぇのによ!!」


西門城にパンダはいない
しかも茶摘みが忙しくて、花沢城にも行けていない
つくし不足で、総二郎のイライラが増す
と同時に、変な妄想が生まれてくる

俺んとこにも、妊娠している動物っていねぇかなぁ。 
そいつを花沢城に連れていって、つくしちゃんと一緒に誕生を見届けてぇ。
出産って、手に汗握るっつうか大変なんだろ? 
って事は、俺がつくしちゃんの手を握ってハラハラしながら一緒に見ているうちに愛が育まれねぇか?
 
『西門さんの赤ちゃんが見たいな』とつくしちゃんが言う
『今から頑張るか?』と俺が言う
『でも、あたしには類が』とつくしちゃんが言う
『類なんてどうでもなるさ。危険な恋ほど燃え上がるもんだぜ』と俺が言った後キスをする
と一人芝居を始める始末

キスさえできれば、後はどうとでもなる
ほらっ、、俺の手にかかれば鳥ですらイチコロなんだぜ?

総二郎は手の中に居る朝陽を見る
そこには、うっとりとした表情の朝陽がいる

「くっそ~~!!
これがつくしちゃんだったらなぁ!!
俺の手腕にかかれば、つくしちゃんをいくらでも悶絶させられるのによぉ。
類には出来ねぇこの手の動き!!
一度見せてやりてぇんだけどなあ。
お試しって出来ねぇかなぁ。」


そんな総二郎の虚しい雄叫びが、西門城にこだました


それから暫らくして、、
やっと茶摘みが終わった総二郎は、念願の花沢城を訪れた

「よぉ! パンダはどこだ? 俺にも子パンダを見せてくれねぇか?」

その言葉に、類はギロリと睨み付ける

「なんでパンダがいる事を知っている訳?」
「いや、、、ほらっ、、朝陽だ! 朝陽がパンダがいるって言うからさ」

総二郎は、シマッタと思ったが、さり気無く朝陽の所為にする

「ふ~~ん。 朝陽ねぇ。 なるほどねぇ。」
「んで、パンダは?」

「向こう。 それよりさ、最近朝陽って飛び立つ時に身体が重そうなんだよね。 
しかも片側に身体がぶれるって言うかさぁ。」


ギクッ、、

「もしかして、、だけど、盗撮とかしてないよね?」

ギクギクッ

「なんかさぁ。 片方の脚の所が少し膨れているような感じがするんだけどさぁ。」

ギクギクギクッ

「なんなら、俺ん家の獣医に見て貰う? 今日も朝陽を連れて来てるだろ?」

ギクギクギクギクッ

「なっ、何を言ってるのかなぁ類君。 小型カメラとか、、そんな事ある訳がないだろ?」
「へえ。 小型カメラねぇ。」

ギクギクギクギクギクッ
やばっ! 小型カメラと言っちまった!!
それに類の視線が恐えぇ

「あのさ。 俺が知らないとでも思ってる? お前が俺の茶摘みスタイルを茶化した時から判ってたよ。
ちなみに、つくしにも話してる。 一応、変態扱いされないようにソフトに話したけどさ。」


バレてた?
つくしちゃんにも話した?って事は、、俺って確実に変態扱い?

「茶摘みで忙しくて、つくしの笑顔だけが癒しだったんだろ? 
それが分かってたからさ、今まで黙認していたけどさ。」


お前、、俺の事を気遣ってくれてたのか?
そう言えば、ここ最近の映像は、つくしちゃんの笑顔ばかりが映っていたような、、
それってわざと朝陽に笑顔を向けていたのか?
それなのに俺は、、つくしちゃんのエロチックな姿を求め、、果てはアバンチュールを想像していたなんて、、
最低だな、、

「悪りぃ、、」
「分かったんなら金輪際止めろよな。」

「あぁ。」
「それと、今まで撮った映像は全て回収させて貰う。 今すぐ使いの者をやるから、全て渡してやって。」

「分かった。 すまねぇ、類。」
「分かれば良いけど、、もう二度と変な事はするなよ! 二度目は無いからね!!」

「あぁ、もちろんだ。」

こうして総二郎は花沢の使いの者に、今まで撮りだめた映像を渡した
その映像を手にした類は、ルンルンとした笑顔を見せる

「これで仕事中でもつくしの笑顔が見られる♪ むふっ❤」


***


数日後・・・類の執務室。


「……あっ、この角度可愛い。あはは、珀、無視されてるじゃん」
「……うわっ、またつくしったらつまみ食い?まぁいいけどね。痩せてるから」


総二郎から回収した映像にはオウムが撮ったとは思えないほど鮮明につくしが映っていた。
しかも中には絶妙な角度のものもある。

朝陽……お前、つくしの肩に止まったんだね?

茶摘み姿の着物の胸元が前屈みになるとチラッと……。
勿論見えたりしないけど何となく画面をナナメから見てしまう情けない自分……。

いやいや、俺は夫なのに……なんて、少し落ち込むけど映像は止まったりしない。


「えっと……これが1番新しいヤツかな?
総二郎、最後のヤツはまだ見てないのにって怒ってたっけ」


あいつ、どれだけ撮ったんだよ!って思うけどスタートボタンをポチ!

そこに映ったのはやっぱり茶摘み姿のつくし。
でもどうやら終わったみたいで城の中に入って行く場面からだ。
『朝陽君ったら今日も元気だねぇ~』なんて可愛い声が録音されてる。

「こんな事するから朝陽が城の内部に詳しくなるんだな……」

そう思って両肘ついて眺めていたら…………


「えっ?!あっ、ちょっ……うそっ!!」

つくしが前掛けを外した。
そして帯も解いてスルリと床に落とした……えっ?!まさか?!
つくしの手が着物の前側に掛かってグイッと……!


「待って!!このままだと……」

そう叫んでガタン!と椅子から立ち上がったら……目の前につくしと田村が居た。


「何言ってんの?類」
「類様、先ほどから何をご覧になってるんです?
笑ったりニヤけたり真剣に覗き込んだり……」

「…………いや、何も」

「類の様子がおかしいって田村さんが私を呼びに来たのよ?
どうしたの?何かあったの?」

「類様、本日の公務が遅れているようですが?」

「…………す、すぐに終わらせるから」


幸い画面は俺の方に向いてるし、2人からは見えない。
会話しながらストップボタンを押して画面からつくしのアノ姿は消えた。

はぁ……危なかった。

この後2人にはネチネチ言われ続けたけど「何でもない!」って1番判りにくい説明で終わらせ仕事に取り掛かった。


そして2人が「変な類~!」って言いながら出ていったのを見計らって……もう1度スタートボタンをポチ。

「でも良かった……総二郎がまだ見てないって言ってたから。
危ないよね…やっぱり朝陽は出禁かな?」



そして再びつくしのアノ映像がスタートした。

いや、俺はこんなもので喜ぶわけじゃ無いよ?
だって本物を知ってるし。

そう、別にドキドキなんてしない。
ただ、城内で行われた事の確認だから!!

つくしが着物の前側に手を掛けてグイッと引っ張った瞬間……画像が乱れて珀が映った。


ワンワン♪
アサヒ、イイコ♪


朝陽ーーっ!!
そこで移動したのーーっ?!!




ワンワンワン♪
アサヒ、ハク、ダイスキ~♪



おしまい♡





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如何でしたか~(笑)

今回は変態類君に変態総ちゃんのお話でした❤
もうねぇ💦盗撮なんてとんでもないっ!!

2人とも充分に反省していただきたいと思いますっ!!


りおりお様、楽しいお話し、ありがとうございましたぁ~❤
また遊びに来てくださいねっ!



読者様でも作家様でも、ご希望の方はいつでもぶん投げてください(笑)
コメント欄にお話しぶん投げてくだされば、隊長がしっかり受け止めると思います(ホントか?)


それでは、また来週の火曜日、いつもの時間にお会いしましょう~❤
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Comments 4

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2019/05/22 (Wed) 19:04 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんばんは!

あはは・・・まさかの茶摘みからの盗○騒動💦
私達も投げられて驚きました(笑)

いやいや、りお様の頭の中はどうなってるんですかねぇ?(笑)きっとピンク色なんでしょうね❤


100%総つくのG様、「総ちゃんが変態に~💦」って言ってました(笑)
50%総つくの私も「こりゃ総ちゃんを守らねば!」と類君も変態にしてしまいました💦

またエロっぽくぶん投げられたらどうしようかと、ヒヤヒヤの3人です(笑)

2019/05/22 (Wed) 22:25 | EDIT | REPLY |   
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2019/05/23 (Thu) 15:33 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

羨んでる女様、こんばんは!

これだですね・・・G様が変態総ちゃんに落ち込まれたので(笑)
それならって事で類君も変態にさせたんですよ。

そうそう!こっそり感が興奮ものなのよ!(爆)


昔、会社でネット見てる時に(ヤバいヤツじゃないですよ?)
画面が上司に見えなかったんで、話し掛けられたら顔だけ向けて、手では停止をポチ!っとしていました。

えぇ、これは実話ですね・・・はははっ!

2019/05/24 (Fri) 00:03 | EDIT | REPLY |   

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