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皆様、こんにちは。plumeriaの「故事ことわざのお勉強」の時間です。
今日のお勉強の内容は「嵐の前の静けさ」です。
下記のお話しを読んでこの意味を考えてみましょう。


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もともと潔癖性の俺は海水浴なんてものにはさらさら興味がない。出来れば行きたくはない。
牧野がどうしても行きたいと言うから・・・何度説得しても行きたいと言うから仕方なくOKしただけだ。
条件は俺の選んだ水着を着ることと他の男と接触しないこと、一人にならないこと。

それを聞いたヤツらが・・・例によって邪魔をしに来るらしい。
なんて事だ!事もあろうか牧野はヤツらを「他の男」から除外している。
俺以外は全員「他の男」なのに・・・でもここは1歳とはいえ俺が大人だから・・・顔には出さずに許したさ!


「あきら・・・こんなのは?可愛くない?」
「子供っぽいだろ?もう少し大人っぽいのが好みだな・・・例えばこんなのとか・・・」

俺が選んだのは黒いビキニ。パイピングに白いラインが入ったセクシーなものだ。
いくら牧野のボディが寂しいからって水着まで子供にしたらそれこそイケないお兄さんになってしまう!

「え?恥ずかしいよ・・・こっちはダメ?デニムって可愛いよ?」
「牧野・・・可愛さは顔だけで十分だよ?着るものは大人で・・・な?俺の好みに合わせようぜ?」

「う・・・うん」

よし!水着は決まった!これで少しはテンションが上がる・・・!
問題は当日のヤツらだ・・・俺と牧野が恋人になったことを妬んでるから・・・でも絶対に負けないからな!


********


海水浴当日・・・当然だが美作のプライベートビーチだ。
本当は誰とも接触なんてしないはずだったんだけど、このプライベートビーチはすぐ隣が別の
別荘持主の海になっていたから日によっては男がいるかもしれないんだ!
そして今日は運が悪く別の持主の男達が来ていた。しかも3人も!

まぁ・・・広いビーチだからそれは気にしなくても・・・なんて思ってた。

パラソルの下で牧野が日焼け止めを塗っている。
それを隣のパラソルから覗き込む3人・・・司は赤くなり総二郎はにやけて類に至っては録画している。
なんてヤツらだっ!したかないから牧野とヤツらの間に入った!類・・・俺でも録画すんのか?

「あきら・・・すごく邪魔なんだけど・・・」
「類、そもそもその行為自体に問題があるだろう・・・俺を怒らせたいのか?」

類は大急ぎでスマホをどこかに隠した。わかればいいんだよ!


*******


「あきら!海に行ってもいい?みんながいてくれるから心配ないよ?」

牧野が立って上に着ていたパーカーを脱いだ。そりゃもう3人の眼がそこにしかいってない。
確かに俺が選んだものだけど・・・黒のビキニは刺激が強すぎたか!牧野が海に入ったときはラッシュガードも
嫌だって言うから・・・やっぱり着せたら良かった!
第一問題は俺が海に入りたくないと言うこと・・・泳げないんじゃなくて海ってものが嫌いなんだ!
プールならまだいいんだけど・・・海ってなにが浮いてるかわかんないから嫌なんだ!

「あきらは海に入りたくないんでしょう?だからみんなにお願いしたの~!」

「え?・・・いや、牧野がそこまで言うなら・・・入ってもいいんだけど」

「無理しなくていいよ?西門さーん!類ー!道明寺ー!早くおいでよ~!」


牧野は俺以外の男に声をかけて沖に向かった。
浮き輪を中の牧野を前から引っ張るのが司・・・右に類、左に総二郎・・・なんて光景なんだっ!
俺も頑張って膝までは海に入ったけど・・・このなんだか小さく浮いてるものが気になって仕方ない!
だから精一杯のこのラインで仁王立ちして4人の監視をした。
この30メートルくらいの距離がもの凄く遠く感じるんだけど!

「いやだぁっ!道明寺ったら!そこ触んないでよっ!あははっ!」

あははっ!・・・じゃないだろうっ!どこ触ったんだ?司は・・・

「西門さーん、手を引っ張ってーっ!」

総二郎!言うこと聞いて引っ張るんじゃねぇよ!

「類ーっ!浮き輪を押してくれない?」

ちょっと待て!浮き輪なんて押したら牧野の背中に乗るんじゃないのかっ?!

類が本当にそうしようとしたとき・・・3人が揃って仁王立ちの俺の方を見た。
そして3人でコソコソと話した後で牧野を連れて戻ってきた。・・・わかればいいんだよ!


********


「今度はさ・・・ビーチバレーしない?」

牧野がビーチボールを持ってきた。もうみんなは牧野のいいなり。
でもよく考えたら5人だ・・・誰かが見てればいいんだけど誰も自分からは出るとは言わない。
そしたら後ろから声がかかった・・・隣のプライベートビーチのヤツらだ!
それも俺たちほどではないがなかなかのいい男達・・・こっちの4人も目つきが変わった。

「ビーチバレーなら一緒にしないか?俺たちが入れば8人だろ?丁度いいじゃん」
「まあ・・・そっちが嫌な思いしてもいいなら入れてやるぜ?」

総二郎のドアホが偉そうに受け入れてしまったからチーム分けをどうしようかと思ったら・・・

「牧野は渡せないでしょ?だったら俺たちの中から1人が向こうに入ればいいんじゃない?」

類の一言で4人がジャンケンをすることになった。凄く嫌な予感がするのは俺だけか?


「ジャンケン・・・ポン!」

司・類・総二郎が全員パーを出したのに・・・何で俺が1人でグーなんだっ?!

「はい・・・あきらが向こうね」

類が嬉しそうに指さした。なんで俺が全然知らない人間と同じチームになるんだ?
でもここは大人の決めたこと・・・文句も言わずにこいつらのチームに入った。

まぁ、試合は五分五分・・・それはどうでもいいんだ!
牧野のところにボールが行きそうになると類が猛ダッシュで牧野をガードする!
そんな早い動きは路上でも見ないのに、砂の上でなんで出来るんだ?
牧野がどんなに遠くに飛ばしても根性で司が拾いに行く・・・そんな姿も見たことないぞ?
牧野が変なトスを上げても総二郎が全部臨機応変にスピードを合わせて打ちまくる!

お前ら・・・何のためにやってんだ?

しかも総二郎に至っては打ったボールは100%俺をめがけているじゃないかっ!

「いやぁ・・・女の子が入ってるのに強いねぇ君たちは!完敗だよ!」
「だから言ったろ?嫌な思いするって!・・・まぁ、楽しかったな!」

爽やかに終わるのはいいが4人でハイタッチするのはやめろっ!
俺が片手にボールを持って睨んでいたら・・・3人がハイタッチをやめた。わかればいいんだよ!


*******


「もうそろそろ帰ろうか・・・牧野」
「うん・・・疲れたねぇ、あきら!でも楽しかったね!」

牧野は楽しかったかもしれないけど俺はもう少しでキレそうだったよ。
でも俺は結構我慢強いから・・・完全にキレることは滅多にないんだ。それが俺のいいところ。

「今日は俺と牧野はこの別荘に泊まることにしてるからお前達はここで帰れよ?」

そう3人に言うと牧野を連れて別荘のほうに向かって歩き出した。これ以上の邪魔は絶対に許さないからな!
牧野もその約束だったからごく普通に俺に肩を抱かれて横を歩いていた。


「じゃあさ・・・俺たちもお泊まりしたら良くない?別に部屋が一つしかないわけじゃないし!」

類が最後に言った一言・・・俺の足はそこで止まった・・・。
ゆっくりと振り向いて・・・無言で3人を見た。

そう・・・ここでは何も話さなくてもわかるよな?・・・長い付き合いだから。


沈黙・・・誰も動かなかった。俺が静か過ぎると怖いだろう?



「もう一回言ってみるか?類・・・」
「いや・・・帰るよ。バイバイ・・・牧野」

3人はビーチバレーの時よりも早く走って帰っていった。わかればいいんだよ!
やっと2人になったから・・・俺の顔は元通り!にっこり笑って牧野を連れて部屋に入った。


<side3人の男>

「怖かったね・・・最後のあきら!牧野大丈夫かな・・・」
「類が余計な事言うからだよ!・・・あきらが怒ったら誰が止めるんだよ!」

「俺は出来ねぇぞ?・・・昔からあいつの怒ったときは苦手だ!」
「誰も得意じゃないよ・・・怖すぎるもん」

「でも・・・やっぱりあいつグーだよな!」
「そうだよね・・・潔癖だから手を広げたくないんだよ」

「「「わかりやすいヤツだな!」」」


*********

嵐の前の静けさ

台風の時、大荒れになる直前に風が止まって静寂が訪れることから
紛争、動乱、または大事件が起きる前に感じる静けさを例えたものです。
人が怒りを爆発させる前の抑えた状況でも当てはまります。

美作あきらの場合・・・もうなにも説明はいりませんね。
このぐらい忍耐強い男性もなかなかいません。
こういう人物はとにかく怒らせないことです。
怒らせたときには嵐が始まる前に逃げましょう。
台風は逃げられませんが、美作あきらからは逃避可能と考えます。

出来るだけ怒らせず・・・それを楽しみたい花沢類タイプの人は
あらかじめ逃避ルートの確保をしておくと良いでしょう。

plumeriaの意見としてはこのぐらい我慢強いのなら
海に浮かぶ得体の知れない小さなモノぐらい無視していただきたい
・・・その一言です。

それではまた「故事ことわざのお勉強の時間」でお会いしましょう。


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仏の顔も三度・・・要は爆発するかしないか・・・ですね!
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Comments 8

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2017/07/11 (Tue) 11:50 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

みわちゃん様、こんにちは🎵

そうなんですよ!潔癖ですからね、あきらくん。
膝が精一杯にしてみました!
ほんとはね、泳がせたかったんですよ?
せっかくの海ですもの!イチャイチャしたほうが楽しいですもんね❤あら…海のお話でもかんがえようかしら。

ジャンケン!思い付いたときにどうにかして使いたくて、ビーチバレーを選びました🎵( *´艸`)

あきらで遊びすぎですかね?

まあ、次は…どうしよう。
まだ、考えてないんです。特に司君‼あはは❗(笑)

今日もありがとうございました。

2017/07/11 (Tue) 12:36 | EDIT | REPLY |   
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2017/07/11 (Tue) 13:18 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: こんにちは

えみりん様、こんにちは🎵

そこ?気にしてなかった❗
海パンかぁ!いやぁ、想像しますねっ!
誰が似合うんだろ。司君かな?
絶対脇肉なんてないんでしょうねっ!(/▽\)♪

む?やっぱりここはリゾートに行かせるか?
海パンを書くために‼(すぐ調子にのる)

その前に二人を書かねば!総二郎と司!

2017/07/11 (Tue) 13:32 | EDIT | REPLY |   
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2017/07/12 (Wed) 15:40 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

花さま、こんにちは~✴

ウケてくれました?それはありがたい‼
もう、こんなふざけた話なら任せて!
なぜかあきらでウケるんですよね~❗不思議だけど。

あら?…あきらが得意になったのかな?
司になったら笑えるんですよ。書けなさすぎてね~。
全然思い付かなくて今、困っております。

さっき読みに行きました~❗私も次回楽しみにしてます!

2017/07/12 (Wed) 16:11 | EDIT | REPLY |   
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2017/07/15 (Sat) 17:11 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様!今晩は!

ウケていただけて嬉しいです!
実はこのシリーズは本当にブログを起ち上げたときからやりたかったんですよ。
でも色々とズレてしまって・・・1ヶ月1人1話のシリーズになりました。

で!一番書きやすいのがあきらなんですよ!この人はこれだけは書きやすいっ!
司が書けないのは仕方がないとしても類も難しいし総二郎も書きにくいんですが
あきらだけはいくらでも書けます!

このシリーズの神様です。

何でかはわかんないんだけど。
このお話もすいすいと・・・。

まだ、司を書いてないのに・・・この3連休が勝負です!

2017/07/15 (Sat) 20:39 | EDIT | REPLY |   

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