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本文中にR表現を含んだ部分がございます。苦手な方はご遠慮下さい。パスをかけておりませんので閲覧は自己責任でお願い致します。


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「また降ってきた・・・流石梅雨だねぇ、酷くならなきゃいいけど」
「・・・・・・・・・ん・・・」

「・・・・・・珈琲淹れようか?」
「・・・・・・ありがと・・・」

「待っててね・・・」
「・・・・・・・・・」


今日も花沢類は帰ってからも仕事中・・・パソコンの画面を覗き込んで難しい顔をしたかと思ったら、凄い速さでキーボードを叩く。
そしてスマホを片手に英語で誰かと話してる。
国際電話かな・・・こんな時間に掛けるんだもの、日本じゃないよねってキッチンから彼の背中を見て考える。

もう何日間、この状態なんだろう。
あれから会話も殆ど無くなって、私は余計に自分の居場所がないような気がして落ち着かなかった。今、ここに居る事が邪魔だとしたら・・・なんて、道明寺の時の事を思い出したり。


テーブルに珈琲を置いてもそれに視線すら向けない。
彼の目はパソコンの画面を通して何処か遠くの世界を見てる・・・そんな気がしてこれ以上話し掛けられなかった。
そのうち「はぁっ・・・!」って大きなため息を漏らし、ぐしゃぐしゃっと髪を掻き乱した。その理由なんて私には全然判らないけど、彼がこんなに悩むんなら相当難しい問題なんだろう。

それなら・・・1人にしてあげなきゃね。


「先に寝るね・・・」

それが精一杯の言葉。
でも、その時に慌てたように追いかけて来て背中から抱き締められた。そして耳元で「ごめんね」って囁いて、凄く優しくて甘えたような声は私の心を縛りつけた。


ずるい・・・ずるいよ、花沢類。
自分が少し行き詰まったからってそうやって抱き締めないでよ。

私はその為にこの部屋に居るんじゃない・・・そう思うのに撥ね除けることなんて出来ない。


「仕方ないよ、忙しいんだもん。私の事は気にしないで?こっちこそごめんね・・・楽な仕事しかしてないのに先に寝ちゃうけど」
「いや、俺が構ってあげられなくてごめん・・・最初の打ち合わせだけは絶対失敗出来ないからさ」

「あはは・・・いつでも失敗しちゃダメでしょ?でもさ、責任重大なのは判るけど身体を壊さないで?それが心配だよ・・・」
「ん、大丈夫・・・ありがとう、牧野」

「あ、お夜食いる?」
「ううん、要らない・・・その代わりあんたが欲しいな」

「・・・え?あっ・・・んっ!」


部屋のドアを開けた所で後ろから抱き締められたのに、その場でクルリと向きを変えられたらフワッと唇を塞がれた。
そしてパジャマの上から撫でてくる類の手・・・私の背中で弧を描くように動かして、ゆっくりと自分の身体に引き寄せていった。

こんな所で立ったままなのに・・・そう思うけど、私の両手も彼のシャツを握り締めてる。そして気が付いたら指先に凄い力が入っていた。
それが伝わるのか類の手がパジャマの中にスルリと入って来て、ダイレクトに私の肌の上を滑らせていく・・・それにゾクゾクして重ねた唇から息が漏れると、類は唇を解放して耳元を舐め始めた。
その時に小さく囁く「可愛い・・・」って言葉、それに身体が熱くなって私も彼にしがみついた。


「あっ・・・やだ、類・・・ここ、明るい・・・待って?ねぇ・・・」
「明るくてもいいだろ?その方があんたの顔がよく見える・・・その半分閉じた目って俺を煽るんだよね・・・」

「そんな事ないっ・・・ひゃぁ!類、ダメッ・・・ソコは・・・!」
「どうして?こんなになってるのに?」

今まで背中に回っていた類の手がいつの間にか私の下着の中に・・・そして湿り気を帯びた秘部の茂みを掻き分けるようにして、恥ずかしいほど蜜を含んでるソコを弄くり始めた。
クチュクチュっと卑猥な音がする。私は恥ずかしくて倒れそうなのに、彼は私の身体を壁に押さえつけてその指の動きを緩めてくれない・・・そうしてる内にズブッ、と膣壁を擦りあげるようにして奥に入ってきた!


「ああぁっ!やぁっ・・・ダメ、類、お願い・・・向こうに・・・」
「・・・ダメ、ここがいい。そのまま感じてて?」

「意地悪・・・っ!恥ずかし・・・いって!」
「くすっ、そんなの今更だよ・・・もっと顔見せて?」


悪魔みたいに綺麗な目をして妖しく頬笑む類・・・私はそんな彼に逆らえない。
言われるがままに足を広げ、彼をもっと奥へと誘い込んで自らも快楽の底へ沈んでしまう・・・そして淫らな声をあげて類の首に腕を回し、再び貪るようにキスをする。

私を欲しいと言う類・・・でも、本当は私の方が類を欲しがっている。


「類だけズルい・・・私も触れたい・・・」
「・・・ん、いいよ」

その言葉と同時に脱ぎ捨てられたシャツ・・・そして私はその胸を抱き締めて、その逞しい身体に舌を這わせた。

類の漏らす甘い声は私をもっと淫らにする。
類の指が私の髪の毛を掻き乱す度に、私の指が彼の肌に食い込んでいく。


男性のベルトなんて自分で外したこともないクセに、今日の私の手は大胆な事をする・・・それを見て類も驚いたようだったけど、私の辿々しい手つきを嬉しそう微笑みながら見ていた。
本当はどうしたらいいのかなんて知らない・・・でも彼のモノに触れて、その熱と力強さを感じたら自然と自分の舌が動いた。


自分でも嫌になる・・・なんて独占欲が強いんだろう。

それでも自分だけのものにしたくて、他の何かに奪われたくなくて・・・純粋に類を求めて、喉の奥が灼け付くように苦しいのに必死で愛していた。


「くっ・・・!牧野っ、ヤバいって・・・」
「ダメ・・・さっき意地悪したから」

「あぁ・・・はぁ、我慢出来ない・・・!おいで、牧野」


そう言うとしゃがみ込んでいた私の身体を持ち上げて、壁に押し付けたまま片足を高く持ち上げた。口元を手の甲で拭いながら息が荒い私を見て、類はさっきよりもっと妖しく微笑んで「今度はあんたね・・・」って。
言い終わると同時に、類は固くなった自分のモノを花芽に押し当て一気に突き上げた!

その熱と大きさとで、私は自分が壊されるような感覚になり悲鳴があがる・・・!
身体の中心を何かが一気に登り詰めて、頭のてっぺんを突き抜けるような快感!!それに抗えなくて私も類の腰を抱きかかえるように手を伸ばした。

「あっ、あ・・・っ、るっ・・・い!やあぁっ・・・っ!」
「ダメ、1人でイクなよ?」

「だって、だってもうっ・・・あああーっ!・・・っ!!」
「くすっ、可愛い・・・牧野」

何度も下から突き上げられて、片足で立ってる私はもう限界・・・類にしがみついて彼のモノを受け止めていたけど、そのうちガクッと力が抜けてその場に座り込んでしまった。
息が荒い類がそっと手を伸ばして抱きかかえてくれて、今度はベッドに・・・その時に彼のスマホが鳴った。


「・・・もう、こんな時に・・・」
「・・・・・・類、お仕事・・・?」

「ん、ごめん・・・牧野、先に休んでな・・・」


まだ身体の中心が疼いてる・・・類が欲しくて欲しくて熱が上がる。
それなのに言葉には出せなくて、私をベッドに横たえたら額にキスだけして彼はリビングに戻って行った。


行かないで・・・って唇だけが動いた。



**



そうして数日が過ぎて日曜日・・・知美さんの結婚式の日。
私は前もって花沢類に会場まで連れて行って欲しいと頼んでいたけど、彼はこの日も休日出勤になっていた。


「ごめん、どうしても今日じゃないとクライアントと会えなくて」
「・・・そうなんだ。仕方ないね・・・まぁ、雨も酷くないし、タクシーで行くよ」

「方向が一緒だったら良かったのに、真反対じゃん」
「あははっ、それも仕方ないよ。前から決まってることだから」


花沢類が送ってくれると思っていたから少し開きの広いドレスを選んでいた。
淋しい胸で恥ずかしいけどデコルテラインが全部判るぐらい・・・そして背中も広めに開いていた。スカート丈は膝の少し上・・・もうこんなスカート丈も卒業しなくちゃって思うぐらい短かった。

でも本当は彼に見て欲しかったから・・・こんなドレスで人前に出ちゃうんだよ?花沢類、ヤキモチ焼かないの?って。
『そんな格好誰に見せる気?』って、貴方のジェラシーを感じたかった。

それなのに「牧野、凄く綺麗だね」って嬉しそう・・・。
そうじゃないのになって、思いながら「ありがとう」って笑って返事をする天邪鬼な私。


「じゃあ行ってくる。帰りは何時?迎えに行けたら行くから」
「二次会もあるから判らないの。連絡するね」

「ん、判った。気を付けて」
「類も頑張ってね」


ニッコリ笑って彼の方が先に部屋を出ていった。
私もニコニコしながら手を降って見送り、ドアが閉まったらその手は宙に浮いたまま止まった。


綺麗に巻いてもらった髪の毛、頑張ったメイク・・・そして花沢類からもらったアクセサリー。
ミントグリーンのカクテルドレス、シルバーのハイヒールとお揃いのバッグ。


まるでお嬢様みたいに仕上がったのに、私の心の中には今日も銀色の雨が降っていた。





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2019/07/04 (Thu) 11:23 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんにちは。

すこし余裕のない類君です。
イライラして頭を掻く類君なんてあんまり想像は出来ないんですが💦
でも、たまにはね・・・類君のこんなのが久しぶりなので私は楽しいけど、読者さんはどんよりかな?(笑)

ははは!短編なのですぐ終わりますからねぇ~!
気楽に読んでいただけると嬉しいです。

こんな時の結婚式・・・なにかが起きるかも?(笑)

2019/07/04 (Thu) 15:00 | EDIT | REPLY |   
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2019/07/06 (Sat) 11:21 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

シナモン様、こんにちは。

あっはは!電話しながらは無理でしょう・・・相手が可哀想ですよ💦
あっ、外国の人だったら判らないからいいのかしら・・・いやいや、そんな馬鹿な!

その前にそんなシーンは文字に出来ません💦
めっちゃ難しいじゃないですか!

ふふふ、類君にしてはなかなか珍しいお部屋R&立ちR♥
軽めで申し訳ありません♥ま、短編ですから、ここも短編で(笑)

2019/07/06 (Sat) 17:34 | EDIT | REPLY |   

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