FC2ブログ

plumeria

plumeria

予定外に花沢類にプレゼントを渡すことになったけど、おかげですっきりしてよく眠れた。
『貰ってもいいの?』だって・・・もしかしたら「こんなもの要らない」ってポイッ!とされるかと思ったのに。

もしもポイってされたら本当に自分にピアスホール開けなきゃいけないかと思った。
だからどんな感じかちょっと見たかったって言うのもあるんだけどね・・・いやいや、やっぱり他人様に穴開けちゃダメだよね~!


「くすっ、でも花沢類、すっごく驚いてたな。随分早かったけど・・・まぁ、いいや!」


さて、今日も彼を定時に起こさなきゃ!

5時半に起きてササッと支度をして、彼の部屋にノックをしたのはいつもの6時。
当然返事はないけど「失礼しまーす」と声を掛けて中に入った。


「・・・・・・あれ?」
「・・・・・・・・・おはよ」

「・・・どうしたんですか?ベッドに入ってないって・・・具合悪いんですか?!」
「・・・大きな声出さないで。頭が痛いから・・・」


花沢類が服に着替えた状態でソファーに座って・・・って言うか、ソファーで膝を抱えて座ってる。自分の頭を抱え込んで全く顔は見えなかったけど、凄く具合悪そうだった。
ここに来て数日間、こんな花沢類を見たことがない・・・だから急いで救急箱を出してそこから頭痛薬を取り出した。
コップに水を入れてテーブルに置き、触ってもいいものかどうか悩みながらオロオロ・・・その間も花沢類はピクリとも動かなかった。


「あのっ!類様、お薬出しました!飲んで下さいませ」
「・・・・・・要らない」

「いや、要らないとか言わないで!頭痛いんでしょ?飲んだら少しは良くなるから・・・ね?類様」
「・・・薬飲んだら具合が悪くなる・・・」

「そんな馬鹿な!」

病院に行ったら病気がうつる!って言うお年寄りなら聞いたことあるけど、若いクセになんて言い方!
無理にでも飲ませようかと肩を持ち上げたら、真っ青な顔が現れた!でも、そこに見えたもの・・・少し赤くなってる耳朶にピアス?

しかも昨日渡したアクアマリンのファーストピアス・・・それに驚いて思わず耳を掴んだ!


「うわあああぁー!!痛いって!」
「きゃああぁーっ!ごめんなさいっ!だって、だって・・・どうしたんですか?千枚通し使ったの?!」

「使う訳ないだろう!あきらん家で開けてもらったんだよ!」
「あきら・・・あぁ!総二郎とあきらのあきら?その人に開けてもらったんですか?まさかあれから?!」

「・・・・・・あぁ」
「・・・・・・・・・・・・」


昨日にはなかった花沢類のピアスホール・・・それが一夜明けたら作られてて、私のピアスがそこにある。
それに驚いたのも確かだけど、凄く綺麗だった。
彼の顔立ちにこの茶髪・・・そこにある形のいい耳に透き通った空色のピアス。ただ、その部分がまだ赤くて痛々しかったけど。


「・・・類様、ありがとうございます。つけてくれて」
「・・・別にあんたの為じゃないし。折角だからってだけ・・・ピアスなんて置いてても仕方ないからさ」

「自分で言うのも変だけど、それ、凄く似合ってます!」
「・・・・・・朝食なんだろ?もう少ししたら行くから自分の仕事したら?」

「はーい!!」


カーテンを開けたら今日もいい天気!
窓辺の子宝弁慶草をチェックしたら元気に育ってるみたいだし、嬉しくなって鼻歌まで出てしまった。
クルリと振り向いたら花沢類の横顔・・・ピアスに朝日が当たってキラッと光って、それに心臓がバクン!・・・と音を立てた。


「・・・・・・なに?」
「い、いえ!何でもないです!食事・・・お食事に行きましょ!」

「・・・変なヤツ」



************************



総二郎の嬉々とした顔・・・あんなに嬉しそうに人に凶器を向ける人間がいるだなんて思わなかった・・・。
それに押さえつけるあきらの馬鹿力・・・今まで何処に隠してたんだろう。

左耳をぶち抜かれたショックで放心状態だったのに、あっという間に右にも開けられて気絶寸前・・・帰りに事故らなかっただけでも自分を褒めたい。
そして一晩中痛くて寝られなかった。
あきらの言葉で言えば「運が悪かった」って事だ。それか総二郎の呪い・・・どっちにしても最悪だ!

それにファーストピアスってのをずっと付けてなきゃいけないらしい。
元々ピアッサーについてるファーストピアスを1度引き抜かれた時は殆ど意識がなかった・・・そして牧野がくれた箱の中にあったアクアマリンのそいつをブスッ!と刺された時には2度目の悲鳴をあげた。

絶対あいつらワザと痛くしたんだ・・・終わった後も笑ってたし。


『開けた後、1週間ぐらいで痛みや腫れは引いてくるって。でもケアしないとヤバいから毎日消毒しろよ?』
『石鹸で洗浄してしっかり乾かす!これ、サボるなよ?』
『そん時はピアス外さないんだぜ?緩めてからしろよ?外すと塞がるかもしれないからな~』
『そうそう!優しく洗えよ?ゴシゴシすんなよ?!』
『誰かにやって貰えよ、綿棒でクルクル穴の周りを撫でてもらえばいいし』



誰かにやって貰う?・・・耳の消毒をクルクルと・・・?


『1ヶ月ぐらいしたらセカンドピアスに変えたらいいぜ~!』
『寝る時には気を付けろよ?圧が掛かると痛くなるから布団被ったり横向きで寝るなよ?』



・・・・・・そんな事言われたからじゃないけど、本当に痛みが酷くてベッドに入れなかった。



朝になって牧野が現れて、当然見付かってしまったピアス。
第一声はなんだろうと少しだけドキドキしていたのに、無言で耳を掴んだから驚いた!!

「うわあああぁー!!痛いって!」
「きゃああぁーっ!ごめんなさいっ!だって、だって・・・どうしたんですか?千枚通し使ったの?!」

「使う訳ないだろう!あきらん家で開けてもらったんだよ!」


総二郎よりも怖いヤツ!本気で千枚通しで穴開けると思う方がおかしいだろうっ!!
怒鳴ろうかと思ったけど振り向いたら凄い笑顔・・・それに吃驚して何も言えなくなった。それに「ありがとう」って言われると、貰ったのは俺の方だからおかしくないか?

ホント、行動にも言葉にも予測が出来ない子って苦手・・・俺のペースが乱される。

あれ?でもどうして「あきらと総二郎」って名前が出るんだ?
もしかして知り合い・・・いや、あいつら有名だから牧野が知ってるだけかな?どうでもいいけど・・・。



牧野を伴ってダイニングに行ったら既に席についていた両親が驚いたような顔をした。
流石、すぐに気がついたみたいだった。

でも無視して自分の席に座り、牧野が珈琲を持ってきてくれたからそれを無言でひと口飲んだ。


「類、いつの間に?」
「悪いとは言わないが、この先勤務した時には控えめなものにするんだぞ?派手なものは嫌がられるからな」

「・・・・・・そんな事判ってるよ」

「綺麗な色ねぇ。いいじゃない?爽やかな感じ♡」
「アクアマリンかな?類のような顔立ちにはなかなか似合ってるじゃないか」

「・・・・・・そんなにジロジロ見ないでよ」


加代も田村もそんなに笑う事?
それに牧野が赤くならなくてもいいだろう!

何奴も此奴も俺の耳で遊んじゃって・・・なんかムカつく💢


そう言いながらも鏡に映る自分の顔・・・そこに水色が追加された。

なんか・・・少し変な気分。




antioxidant-3847501__340.jpg
関連記事
Posted by

Comments 4

There are no comments yet.
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/07/12 (Fri) 07:04 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんにちは。

そうですねぇ!突っ込ませればよかったかも?(笑)
忘れていました💦面白そうだったのに・・・うーん、残念!!

あはは!期待って💦
いやいや、まだ甘くはなりそうにないですよ?この2人・・・逆に喧嘩になりそうですがいいですか?(笑)

それにしても開けたばかりの耳を触られたら痛そう💦こればっかりはホントに運ですよね(笑)
何ともない人も居ますから。
類君が敏感なのか、本当に総ちゃんの呪いなのか・・・?

さて、色が2色、増えました♡次は何かな?

2019/07/12 (Fri) 12:36 | EDIT | REPLY |   
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/07/13 (Sat) 00:24 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

シナモン様、こんにちは。

あっはは!
ピアスなんてその辺に置いとけよ!!って感じでしょ?(笑)

それこそ邪魔にならないよね💦
ここまで痛がる人も珍しいぐらいに書いたけど(笑)

総ちゃん、開けるの下手だったのかしら・・・?

はい!バクン!来ましたぁ♡
ムフフ・・・いや、でもまだ先だけどね💦

2019/07/13 (Sat) 14:35 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply