FC2ブログ

plumeria

plumeria




←第二話はこちら!
駄文置き場のブログ 2st season
管理人、星香様の
お部屋でどうぞ!



第三話


「ふんふん~♪」
「あら、つくしちゃん、ご機嫌ねぇ~」

「あっ!お義母様、お出掛けですか?お気を付けて~♪」

「………………」


あれからつくしはずっと機嫌がいい。
あれからってのは……類と出掛けた日からだ。

あの日、何も知らないフリして出迎えたがつくしも何も言わなかった。
『遅かったな』って言えば『そお?ごめんね、つい楽しかったもんだから』……楽しかった?類との外出が?


それを聞けば俺が後をつけたのがバレるから言葉に出せず、だからって類に電話して聞くことも出来ない。
そんなみっともねぇ真似は絶対に出来ない!

『自分の嫁さんの事を信じてないの?』、なんて言うに決まってんだから!


そしてやたらスマホで何かを確認してる。
まさかと思うが別れる直前に類が言ってた「連絡するね♪」を待ってるんじゃねぇよな?


映画館の前で何話してたんだろう?しかも人妻なのに他の男と手を繋いで?
何にも泳いでなかった水槽の前で、どうして顔をくっつけた?
人妻の腰を抱えてジュエリーショップ……何考えてんだ?まさか人妻に指輪を……

はっ!まさか類のヤツ、本気で…?


そこに浮かんだ文字は……ふり…



「いや、そんなはずは無い。俺達は愛を誓いあったんだからそんな事ある訳がない!」

首をブンブン振って頭の中の妄想を払い除けたつもりが、持ってた楽茶碗まで放り投げて畳を1枚汚した挙句、その楽茶碗にヒビが入って親父に怒鳴られた。
くそっ・・・!あれもこれも全部類のせいだっ!



「総、何かあったの?イライラしてるみたい」
「……そんな事ねぇよ(お前達のせいだろうが!)」

「何処か具合悪いの?病院、行こうか?」
「……いや、そんなんじゃねぇ。(やっぱり俺の事を本気で心配してるよな?)」

「悩み事があるなら話を聞くよ?それともまだ私にはそんな役目、無理だと思ってる?」
「……悩んでねぇから言わないだけだ。悪かった…少し考え事してただけだ(ヤベっ、疑った自分、最悪っ!)」

「そうなの?じゃあさ気分転換の意味も込めて、今年も総のお誕生日は二人っきりで過ごしてくれる?私、計画立てるから!」
「勿論。お前以外の誰と過ごすんだよ……バカだな(よしっ!もう類の事なんて忘れよう!)」


「よかったぁ!」って笑うつくしの笑顔は堪んなく可愛くて、俺は茶室前の廊下なのに思いっきりつくしを抱き締めた。
そして濃厚なのを一発…って思ったらお袋が横を通り過ぎて「お部屋でおやりなさい…」。

言われた通りつくしを引っ抱えて離れに連れて行き、そのままベッドに潜り込んだ。
そして遠慮無く明るいうちからいただいた♡




そんなこんなで12月1日……俺の誕生日が迫って来た時、昼飯時につくしのスマホが鳴った。
慌ててそれを見てから「すみません、ちょっと…」なんて席を立って、つくしは小走りでダイニングを出て行く。

親父もお袋もキョトンとしていたが、俺は忘れかけていた感情が蘇って来た。


まさか、今のは…………あいつからか?!

とうとう来たのか?「連絡するね♪」が……?!



**

<side類>

もう少し早くに出来てたけどギリギリまで焦らしたプレゼント……くすっ、牧野ったら焦ってただろうな。

そう思ってたら裏口から着物姿の牧野が出てきて辺りを確認。
ちょっと心配そうな顔をしていたけど俺の車まで駆け寄って来た。

それを見て運転席の窓を全開し、頬を紅潮させた牧野に手を振る……転けなきゃいいけどって思った瞬間に小石に躓いて、危なっかしいったらありゃしない。


「はぁはぁ、花沢類~!お仕事中なのにごめんね~」
「いや、俺こそ遅くなってごめん。少し加工に手間取ったらしくてさ。でも間に合っただろ?大丈夫?」

「うん!大丈夫だよ、嬉しい~♡」


総二郎に渡すプレゼント、俺の前でそこまで喜ばなくても良くない?って言う言葉は胸の奥でだけ。
すぐに裏口で動く男物の着物を見付けた。


くすっ、また覗いてる……!
じゃあ今日もイライラしてもらおうかな……。


「ねぇ、牧野。品物はもう包装してあるからここでは実物が出せないんだけどさ」
「うんうん」

「取りに行った時に写真撮ったんだ。確認してくれる?」
「ホント?見せて見せて!」

「少し太陽で見難いかな……ちょっと顔を中に入れられる?」
「うん、こうでいい?」

「う~ん、もう少し近づける?」
「はーい!」


くすっ、このポーズ、あいつにどう見えるんだろ?



**



つくしの後を追い掛けて、裏木戸から顔だけ出してみた。

やっぱりだ……つくしが駆け寄ったのは類の車。
あいつ、また仕事中にこんな所まで来やがって……💢


しかもつくしと何話してんだ?
二人の顔が見えねぇから、笑ってるんだか怒ってるんだか全然湧判んねぇっ!!


そして………………はっ?!
つくしが運転席に顔突っ込んだ?

待て待て!何してんだ?そんな所に顔突っ込んだら目の前に類がいるだろうっ!
しかも何秒間も……💢💢

今の時間に出来る事って1つしかねぇよな?それって……キ…


「いや、そんなはずは無い。俺達は愛を誓いあったんだからそんな事ある訳がない!」

なんか以前にも同じ事を呟いた気がするが、俺はつくしを信じるんだ!
何かの間違いだ……いや、間違いじゃなくてそもそも違うんだ。
何が違うんだ?だから何も起きてねぇし、つくしは俺の嫁さんのはず!!いや、はずじゃなくてホントに嫁だし。

自分でも何言ってるのかさっぱりだったが、つくしが「バイバ~イ♪」って言ったのが聞こえたから急いで屋敷の中に戻った。



その日の夜…………


「………………」
「総、あのさ」

「………………」
「…?聞いてる?」

「…………はっ?あぁ、なんだ?風呂なら入れるぞ?」
「やぁねぇ!もう入ったじゃないの!」

「……そうだっけ?」
「そうじゃなくて、明日なんだけど、お義父様達にお許しもらったからお出掛けしましょ?
今年も総にゆっくりしてもらおうと思っていいところを見つけたの。だからさ……温泉に行こうよ♡」


「…………温泉?」
「うん!温泉で総のお誕生日会するの。二人っきりで♡」



つくし…………やっぱりそうだよな?
俺達は夫婦だもんな!

少しでも疑った俺がバカだった……!


「つくし……じゃ、今日は前祝いって事で……な?」
「はっ?まだ二日前なのに?」



つづく…。
 
第四話はこちら→
柳緑花紅
管理人  河杜 花様
のお部屋でどうぞ!
時間は21:00♡
14944555120.jpeg


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
応援、宜しくお願い致します♡
関連記事
Posted by

Comments 6

There are no comments yet.
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/12/01 (Sun) 18:18 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

生粋娘様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

はい!いい所でぶった切りました!(笑)
えーと、それはどうかしら?もしかしたら1回じゃないかも?

言えるのは・・・ムフフ!私は今回は逃げたって事ですかね♡
なのでとっても楽ちんでした(笑)

誰が書いてるか、楽しみにしていて下さいね~~~♡

2019/12/01 (Sun) 18:36 | EDIT | REPLY |   
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/12/01 (Sun) 22:03 | EDIT | REPLY |   
-  
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2019/12/01 (Sun) 22:51 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

生粋娘様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

あはは!そうでしょう~(笑)
私も言ったんですよ?

「そこで終わるの?!」って。

でも終わっちゃったんで仕方ないですよね💦
明日は色々と・・・ムフフ、ですよ?♡

2019/12/02 (Mon) 00:04 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

爆笑っ!!それ、類君が変態なだけじゃんっ!
って言うか、お尻だけ入れたら変態かもね(笑)

家元夫人、去年のリレーでもこんな感じだったんだもん💦

24時間・・・(笑)いや、仕事せーよっ!!
どーすんのよ、茶筅回す指が変な動きしてたら・・・怖いじゃないっ!(笑)
(そう言って想像するプルであった)


ん?だって今回はないもん。
それは他の人の担当だもん。

あら、ダメだった?
私、今回はアシスト専門なのよ♡お許しくださいませ~~~♡


2019/12/02 (Mon) 00:12 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply