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先代に言われて古くからの関西後援会幹部の城島家に顔を出し、ご機嫌伺いを5分で済ませようと思った。

そうしたら奥方に捕獲されリビングで散々世間話をされ、しかもまだ小学生の孫娘を紹介されてドン引き!
「離れてても5歳が限度です!」と訳の判らない説明をして屋敷を飛び出たが、一乗寺を出てから既に2時間経過・・・あの2人が何を話してるのか、いや、先代がつくしに何を言ってるのかが凄く気になっていた。

それなのに戻って来たら先代の部屋から笑い声が・・・?


「はははっ!本当に面白いの~、総二郎がそんな男だったとは!」
「でしょう?もう少し言葉をわかりやすくしてくれたらそんな誤解しなかったのに!それにね、すっごく嫉妬深い・・・」

「・・・・・・・・・おい、何の話してるんだ?」


クルリと振り向いた時のつくしの驚いた顔、そして正面でニヤけている先代。
嫉妬深いって誰のことだ?そんな男とはどんな男だ?
言葉を分かり易くって言うが、その前に言葉にしても聞かねぇのはどこのどいつだ?!勝手に勘違いして失敗を重ねた挙句、海外でも酔い潰れた自分の事は言わねぇのかよ!

ジロッと睨んだらつくしが真っ赤になって、そのまま俯いて人差し指で頭を掻いていた。


「総二郎、そのように恐ろしい顔を女子にするものではないぞ?つくしちゃんが怯えているではないか」
「・・・つくしちゃん?」

「牧野つくしさんだからつくしちゃんじゃ。のぉ、つくしちゃん」


此奴ら・・・どれだけ距離を縮めたんだ?俺だって先代に「総ちゃん」とか言われたことはねぇのに!
いや、気持ち悪いから言われたくもないけど。


「それではお借りする部屋で少し休ませていただきます。本日は何処かに行かれるのですか?」
「おお!そうじゃった。今日は祇園の西田屋に行こうと思うての」

「祇園・・・まだそのような場所にお行きになるのですか?ここでも宜しいのに」
「固いことを言うな!総二郎が行きたかろうと思って予約したのに」

「今はそのような気分ではありません。急なお呼出しで準備も完全ではありませんからね」
「そう言わずに年寄の遊びにも付き合っておくれ。それでは後でな」

「・・・・・・・・・」
「し、失礼します~」


祇園・・・すげぇ嫌な予感しかしない。
まさか過去の誰かが出てくるとか・・・ねぇよな?




***********************




「痛いっ、痛いってば、総二郎ーーっ!」
「・・・・・・・・・💢」

「何にも悪い事してないっ!バラしたりしてないって!」
「何をバラしてないって?それ、あの後にバラすつもりだったって事だよな?」

「そういう意味じゃなくて~!!」


先代のお部屋を出たら、総二郎が寝泊まりする客室に私の手を引っ張って行った。
ここは本邸ほど人が居ないみたいでお手伝いさんにも全然会わないけど、何処で誰が見てるのか判らないのに~!

そして乱暴に部屋を開けると、そこにポイッと入れられ、総二郎は後ろ手で襖を閉めた。


その時の顔・・・吃驚するほど格好いい・・・じゃなくて怖い。
余りにも凄味があったので、見慣れたはずなのに身体が逃げようとした。

「何処に行く!」
「ど、何処にも行きませんって!って言うか、私の部屋はここじゃ無いんですよね?」

「何故敬語になる・・・今は誰も居ねぇのに」
「だって、こ・・・怖すぎるんだもん・・・」


乙女チックにしたい訳じゃないけど、両手を口の前でグーにして足は内股になり涙目・・・ウルウルと総二郎を見たけど、その効果は全然なかった。
ドスドスと近づいてきてグイッと引き寄せられ、そのまま唇を塞がれたと思ったら舌までねじ込んできて窒息寸前!
余りにも激しいキスだったから引き離そうとしたけど、総二郎の腕の力が強くて逃げられない・・・っ!何度が背中を殴ったけど辞めてくれないから・・・・・・自分でも気が付かないうちに膝がアソコに向かって動いた!


「・・・ってぇ!!💢💢何しやがんだ!!お前っ・・・お、男のっ・・・💢!」
「きゃああっ!ごめんっ!でも、総二郎が離してくれないからっ!」

「彼氏がキスして苦しいからってこんな所を蹴るヤツが居るのかよっ!!・・・くっ、てぇっ・・・!!」
「あはは・・・だ、大丈夫だよ、暫く大人しくしてれば・・・」


まさかの・・・だったけど、元はと言えば総二郎のヤキモチだし。
しかも相手は自分のお爺さんだし、そんなに怒らなくてもいいだろうって事で、痛がってる総二郎に巫山戯て謝った。
彼も流石に悪かったと思ったのか、その後はドカッと座り込んだら胡座をかいて拗ねてる・・・ここまで子供っぽいところがあるのかと驚くぐらいだった。


「・・・・・・・・・」
「ごめんね?もう痛くない?」

「・・・いや、俺こそ・・・でも、ムカついたのは事実だ。色々と訳の判らない事があるってのに暢気な爺さんにもお前にも・・・つくしのせいじゃねぇって事も判ってるけど、それで神経使ってるから」
「・・・そうだよね。でも、本当に変な話はしてないのよ?普段の総二郎の話だけだよ?先代、凄く嬉しそうに聞いてくれてたよ?」

「・・・どうせ心の狭い男だって思ってんだろ?」
「くすっ、そんな事ないよ」


拗ねてる総二郎のところまで畳の上を四つん這いで移動して、そのまま真正面に行ったらチュ!とキス・・・そうしたら真っ赤な顔して「ガキじゃねぇ!」って言って、さっきとは違う優しいオトナのキスをしてくれた。


「・・・機嫌直った?」
「あっちも治った。だから今晩も容赦しねぇぞ」

「はっ?!な、なな、何言ってんの!ここは京都だよ?大人しくしないとダメだよ!」
「国も場所も時間も関係ねぇな。抱きたくなったら抱く!」

「んな馬鹿な!あっ・・・総・・・っ」
「諦めろって」

もう1回蕩けそうなキスをしてくれて、総二郎の指が私のスーツの1番上のボタンを外した。始めだけ抵抗したけどそのうち私もその気になって、総二郎に任せて彼の服を掴んだ・・・その時!


「失礼致します。明日からの若宗匠の予定について、確認に参りました」


その声で総二郎をドーン!!と突き飛ばしてビュン!と部屋の隅っこに移動!
私に突き飛ばされた彼が背中で転がってるのを襖を開けた高木さんが直視・・・そして「若宗匠?」と不思議そうに声を掛けた。

いや、知らんふりしなきゃ。
って、自分のスーツのボタンが外れてることに気が付いて、咳き込むフリして急いで留めた。


「どうしたんですか?何かの体操ですか?」
「・・・新しい呼吸法だ」

「成る程・・・そのままお話しますか?起き上がりますか?」
「・・・起きようか」


どうか勘付かれていませんように・・・。





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2020/01/12 (Sun) 20:17 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんばんは(笑)

コメントありがとうございます。

何に感動してるの?(笑)
でも可愛いでしょ?背中で転がる総ちゃん💦
想像しながら書いてたら噴き出しちゃったよ(笑)

総ちゃんを背中で転がしたのも私ぐらいだろうなぁ~って。

両手足が天井向いてる総ちゃん・・・その上に高木が乗ったら怖いけどね。
え?!冗談でも止めろ?(笑)

2020/01/13 (Mon) 01:11 | EDIT | REPLY |   

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