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plumeria

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♪~♪~♪~


「・・・・・・(ん、もう朝か・・・)」

アラームが鳴ってそれを止め、目を擦りながら窓の外を見たらやたらとビルの壁が見えた。
あれ?・・・俺の泊まってる最上階だとこんな景色は・・・って考えたら、昨日の事をぼんやりと思い出した。

そして隣に顔を向けたらクゥクゥ寝息たててる牧野。
昨日の服のままでメイクも落とさず、すげぇ悲惨な牧野がそこでまん丸くなって寝ていた・・・って言うか、俺が牧野の部屋に泊まったって訳だけど。

ムクッと起き上がり・・・ちょっと自身がヤバい事になってたから、鎮めるためにこっそりこの部屋のシャワーを浴びた。



「・・・はぁ、ヤベ・・・よく俺、理性が保てたな・・・って、あれじゃあ先に進めなかったけど」

脳天から少し熱めの湯を被って、目を閉じて昨日の事を思い出していたら・・・すげぇ腹が立ってきた。

何だったんだ!あの女・・・よくもこの俺を!
キュ!とシャワーを止めて濡れた髪を振り回し、適当に身体を拭いた後で常備してあるバスローブを羽織って部屋に戻った。


・・・まだ寝てやがる。

ベッドまで戻ったけど牧野が起きる気配はなかった。
時間は7時・・・9時の打ち合わせには間に合うだろうが、酔っ払いには時間が掛かるかもしれないから、こいつが寝てるベッドの横にドカッ!と座り振動を与えてやった。


「・・・・・・んっ?・・・」
お・は・よ・う、牧野。もう朝だ、起きろ!」

「・・・・・・や・・・だぁ・・・眠い」
「そーか?あれだけ爆睡したら気分もいいだろう?いいから起きろ!もう朝飯の時間だ!」

「・・・なんにも食べたくない・・・・・・ねる・・・」
「そうだろうな、食いたくも飲みたくもねぇだろうけど、今日は仕事だ!・・・起きろっ!!


「・・・・・・・・・はっ?」




******************




頭の上から五月蠅い声が聞こえると思ったら『今日は仕事だ、起きろ!』・・・それに反応して目を開けたら、目の前にバスローブで濡れ髪の西門さん・・・?
タオルで髪を拭きながらベッドの縁に座って怖い顔・・・いや、その前にここは何処?!

驚きすぎて起き上がれないけど、どことなく漂う異国の空気で自分がアメリカに来ていることを思い出した。そして瞬き数回、この状況をどう受け止めればいいのか判らなくて、暫く西門さんを見ていた。


なんで・・・・・・朝1番に西門さんの風呂上がりみたいな格好を見るの?


「色々思い出したか?」
「・・・・・・・・・全然。えーと・・・今、私・・・どういう・・・」

「教えてやろうか?ここはアメリカのMホテルのお前の部屋。そして俺はお前が酔っ払ってどうしようもねぇから一緒に寝てやったって事。OK?」

「・・・・・・・・・・・・一緒に?」

「そう。同じベッドに寝た・・・そういう事だ」

「・・・・・・・・・・・」


ええええーっ?!!
私、この人と寝たの?!



ガバッ!遠き上がったらズキン!と強烈な頭痛に襲われ両手で頭を抱え込んだけど、目ではしっかり自分の服を確認!
・・・・・・良かった、ちゃんと着てるって思ったらホッと息を吐き出した。

でも目の前にはバスローブの西門さん・・・一体何がどうなったのかと痛むこめかみを押さえながら顔をあげたら「安心したか?」ってニヤリと笑われた。


「あ、あの・・・何があったんでしょう?」
「聞きたいか?」

「聞きたくないけど・・・私、確か井上さん達と・・・」
「ほぉ?それは覚えてるんだ?彼奴らに抱えられてホテルまで戻り、急性アルコール中毒一歩手前まで行ったことは?」

「・・・・・・そ、そういえば、飲み過ぎたような?」
「ような?じゃねぇよ!!何回やりゃ気が済むんだっ!!」




********************




飲み過ぎたような・・・だと?
真っ青でボロボロの顔して怯えるこいつ・・・超ビビってる牧野に昨日の事を教えてやった。



何気に「総二郎のクソ馬鹿」って言われたような気もしたけど、放っておけなくて暫く寝顔を覗き込んでいた。

苦しそうな顔・・・水でも飲めば少しは違うかとミネラルウォーターを取り出してベッドサイドに置いた。
それにやたらと手が胸元に行くから息苦しいのかと思ってブラウスのボタンを2つ外して・・・チラッと見えた小さな谷間はこの時は見なかったことに。

「牧野?少し起きて水飲まないか?気持ち悪いだろう・・・ホントに馬鹿野郎だな!」
「・・・・・・気持ち悪い・・・」

「吐きそうならトイレに連れてくぞ?」
「・・・・・・やだ」

「嫌なのかよ・・・じゃあ水飲め」
「・・・・・・ん」

素直に俺に手を伸ばして来るから支えて起こしてやり、背中を支えてたら自分でペットボトルを抱えてコクコクと飲んだ。でもすぐにそれを俺に返してダウン。
何度も大きく吐く息に少し酒の匂いがするが、俺も飲んでるから気にはならなかった。

服を着替えた方がいいんだけど、流石にそれは不味いか?と、それには手を出さずに暫く付き添っていた。


少しは落ち着いたのか、さっきよりは苦しそうじゃない。このまま寝かせてても大丈夫かと思ったから、耳元に顔を近づけて「俺は部屋に帰るから」って言うと・・・


「ダメ・・・行っちゃダメ・・・」
「は?いや、俺も眠いし、明日打ち合わせあるし」

「やだぁ・・・ダメぇ・・・」
「まだ酔ってるのか?じゃあもう少しな・・・着替えられないならこのまま布団に入るか?」

「ん、入る・・・」


ヤバい・・・こんな会話してたら身体の何処かが疼く。
いや、相手は牧野だからそんなはずは・・・って思うのに・・・疼く。

疼き出したら止まらない。どんどん熱を持ってくるアレを抑えるのに必死になっていた。

仕方なくベッドの空いたところの布団を剥ぐって牧野を移し、その上からフワッと薄手の布団を掛けてやった。
そして片手をこいつの肩口について、またそっと顔を覗き込んだら、布団から出てきた手が俺の手を掴んだ。そのまま引き寄せようとしてるのか力を入れてるみたいだけど、酔ってるからそれも出来ない・・・でも離さない。


不味い・・・すげぇ可愛い。

こんなベロベロになって倒れてるのに・・・なんでそんなに煽るんだ?!
ただの酔っ払いだって判ってるのにどんどん顔を近づけていた。


「・・・・・・かど・・・さん」
「・・・ん?・・・どうした?」

「・・・・・・・・・て・・・」
「は?何だって?」

「・・・・・・・・・して?」



・・・・・・・・・して???






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Comments 6

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2019/11/02 (Sat) 12:51 | EDIT | REPLY |   
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2019/11/02 (Sat) 14:57 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

でも・・・・・・あれ?(笑)
もしかして勘違いしてる?(笑)

2019/11/02 (Sat) 21:04 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

あはは!いやいや、欲求不満だと思います(笑)
もう酔っ払いだろうがなんだろうがいいんですよっ!

実はこう言う鈍い総ちゃんが好物でして♡
ホントに自分の恋にはヘタレな総ちゃんなんです~!可愛いでしょ?

えーとね、今回は焦らします(笑)
もうちょっと待って下さいね!

2019/11/02 (Sat) 21:07 | EDIT | REPLY |   
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2019/11/03 (Sun) 00:13 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、おはようございます!

あはは!そう言う事ね?
うんうん、だよね~(笑)

もうちょい待っててね!

2019/11/03 (Sun) 07:45 | EDIT | REPLY |   

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