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「痛いってば、総二郎!ちょ、ちょっと~っ、何すんの?!」
「いいから入れ!」

ガタガタ言うつくしを自分の控え室に投げ込んで、ここに居た一乗寺の弟子達をさっさと外に出した。
念の為鍵を掛け、つくしはビクビクしながら部屋のド真ん中に立って俺を見てる・・・部屋に2人きりなんてすげぇ久しぶりな気がして、それまで焦ってたのに気分が変わった。

・・・どうしても我慢出来ない。
あの事を確かめる前につくしを思いっきり抱き締めた。


「・・・そ、総二郎・・・苦しいよ?」
「五月蠅い、少しこうしてろ!・・・お前、何日俺のところから逃げてたんだよ!」

「逃げてないってば!だって総二郎がお仕事頑張ってるって言われたから・・・」
「いや、もういい。でもこれだけは・・・」


そう言った後でつくしの唇を塞いだ。
3日ぶりのキス・・・軽めにしようかと思ったけど離せなくてどんどん深くなる。つくしも初めは場所的にビビってたみたいだけど、そのうち俺の背中に手を回して舌を絡ませてきた。

・・・不味い、スイッチが入りそうだ、と暫くこいつを味わってたらドンドンと胸を叩かれた!


「はぁはぁ・・・苦しいってば!もう少し加減してよ!」
「それがお前を助けた彼氏に向かって言う言葉か!じゃなくて、つくし・・・ちょっと座れ!」

「は?なぁに?先代を放ってちゃいけないんじゃ・・・」
「ジジィは弟子が世話するからいいって!それよりもお前・・・具合悪かったんじゃねぇのか?」

「・・・具合?」


その目・・・まさかと思うが俺1人の勘違い?
いや、ああ言われたら誰だって・・・ってか、生でヤッてる男はそう思うよな?

でもつくしは自分の事なのに「具合悪い」を必死で考えてる・・・・・・これは妊娠してねぇって事だよな?


「ストレートに聞く。お前、子供が出来たんじゃねぇの?」
「・・・・・・はっ?!

「違うのか?!」
「誰の子供?」

「待て!俺以外の誰だよ!!」




***********************




あまりにも突然に言われたから「誰の子供?」って言葉を出したら総二郎に怒鳴られた!
確かにその返事はおかしかったかもしれないけど、その前に吃驚することを聞くんだもの、こっちの頭が真っ白になって当然だし!そう言うと「悪かった」って真っ赤になりながら謝ってきた。

でもその理由を聞いたら・・・


「え?私が吐き気を起こして休んでたって?お茶屋さんでも次の日も?嘘だよ、それ!」
「だから!俺はそう聞いたし、スマホを出せば間島のおっさんが止めるし、次の日にはスマホが無くなってたし・・・で、お前はずっと部屋で伏せってるみたいに高木が言うから!」

「それで連絡と取れなかったの?そっかぁ・・・なーんだ・・・・・・って、それよりも総二郎、私も聞きたいことがあるんだけど」


そうよ・・・千香さんがあの朝総二郎の部屋から出て行ったのは誰も説明してないわ。
あれはどういう事なのか・・・私には吐き気より刃物よりそっちが気になるんだけど?!ってジロッと睨んだら「なんだよ・・・」って嫌な顔された。
多分、私の方が相当怖い顔してるとは思うけど!

それなのに私が1歩近づいたら1歩引くはずが、この男は両手を広げてにっこり・・・


そうじゃないでしょうが!!


広げられた両手をバシッ!と叩き落としたら「痛ぇ!」って手の甲を摩ってた。


「なんだよ・・・なんで怒ってんだよ」
「総二郎、お茶屋さんから帰って来た日・・・どうやって寝たか覚えてる?1人だった?」

「・・・は?1人に決まってんだろ、ってか意識が飛んでたから知らねぇけど」


堤さんと話して総二郎を信じるって決めたけど、それでもやっぱり本当の事が知りたい。
総二郎の口から「何もねぇよ」って聞きたい・・・だけど、この人の裸を見たって事は確かだもの、それが悔しくて目には涙が・・・そうしたら総二郎が慌ててそこにあったティッシュを取ってくれた。

チーン!と鼻をかむ色気もクソも無い女・・・でも総二郎は何故か面白そうにこんな私を見ていた。


「馬鹿だな・・・もしかしたら千香でも見たのか?」
「やっぱり?!総二郎、認めるの?!」

「そんな訳ねぇだろ。間島の爺さんが茶会の時にそんな事を言ってたんだ。俺が千香を連れて一乗寺に戻ったんだから何も無いわけないよな?ってな。
でも俺は睡眠薬飲まされてたし、完全に意識は無かったからそれは有り得ねぇ。いくら俺でもその状態で女を抱けねぇし、もうつくし以外は考えてねぇし」

「・・・そ、そうなの?でも寝間着姿で朝、お部屋から・・・」

「そうなのか?じゃ、わざわざ俺の部屋で待機してお前が来るのを待ってたんじゃね?足音かなんかで人が来る度に自分の姿を見せてたのかもな」

「・・・ホントに?」
「疑うのか?」
「ううん、そうじゃないけど・・・」


もう1度総二郎が出してくれた手を今度は素直に取って、そのままフワッと抱き締められる・・・その胸の中で「心配したんだもん・・・」って言うと嬉しそうに笑ってた。「可愛いジェラシーだな」って・・・。
私も総二郎を信じることにして自分の仕事をちゃんとやろうって思った、そう言うと「助かったよ」とおでこにもチュ!と。

見上げたらいつもより数倍優しい目で私を見てる・・・だから私からも背伸びして彼にキスのお返しをして、「怒鳴ってごめん」と謝った。

でも、その時に私の服のポケットに固いモノが!
何かと思ったらさっきのCD-Rで、それをもう1回取り出して総二郎に手渡した。


「よく気が付いたな・・・」
「あはは!我ながら吃驚だったよ~。でも何が映るんだったのかしら?これ、偽物だよ?」

「・・・見てみるか」
「ホントに?」


総二郎は自分の鞄からノートパソコンを出し、その中にCD-Rを入れた。
そして再生をポチ・・・


「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・総二郎?」

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・確かにあなたは寝てるみたいだけどね・・・」


そこに映し出されたのは裸で寝てる総二郎の胸に顔を乗せ、この人を抱き締めるようにして眠ってる(フリだろうけど)千香さんの姿だった。
勿論彼女は肩をモロダシで総二郎は動いてない・・・つまり、行為後に爆睡してるの図。


「・・・・・・・・・」
「ちょっと待て・・・だからこれは千香が細工したって事であって、俺は無実だ!」

「・・・・・・・・・」
「じゃないとこんな場面は撮れねぇだろ?あっ!あいつ、これを撮るために西門に侵入したんだな?」

「・・・・・・・・・」
「これを会場のスクリーンに映し出して千香が自分だと騒ぎ出す、そしてあの男は千香に惚れてたって設定で俺に斬りかかろうとしたのか?馬鹿だな、マジで」

「・・・・・・・・・」
「な!つくし」


「な!つくしじゃ無いわよ!
総二郎の馬鹿ーーっ!!」


ドカーーッ!!💢


剛さんには左手で平手3発。
でも総二郎には右腕の拳で、全身の力を集めて2倍速で顎にクリーンヒット!!


これでチャラしてやるわ・・・ふんっ!!





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2020/01/27 (Mon) 12:45 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

生粋娘様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

あっはは!Mですかね~💦意外とそうなのかも💦
うんうん、類君はSですよね!

総ちゃんと類君の・・・いつかのイベント「禁断の部屋」ですね?(笑)

あれは怖かったです~~~💦いきなり回されましたからね(笑)超ヤバいところ!
私は過去作を恥ずかしさから読めないのですが、これだけはたまに読みます♡
BL・・・いや、難しいですよね(笑)

って事で、そろそろつくしちゃんが優しくなると思います♡

2020/01/27 (Mon) 23:58 | EDIT | REPLY |   

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