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「・・・どうした、総二郎?顔が腫れておらんかの?」

「・・・あの男を捕まえた時に負傷しました」
「大丈夫ですか?若宗匠」

「・・・・・・💢」
「せっかくの男前が台無しですね。そんなんじゃモテませんよ?」

「ははは、つくしちゃん!なかなか言うのぉ?」


一乗寺に戻ってきて、ここで初めての晩飯・・・つくしと一緒に飯が食えるのは嬉しいが、さっき思いっきり殴られた顔が痛い・・・明日も支部会合に出席するのにこの顔で行けってか?
殴った本人は知らん顔して飯のお代わりしてるし、先代は楽しそうにつくしを見てるし。

ここの料理長が腕を振るってくれたのに味が判んねぇ・・・なんたって至近距離からのグーだったしな。


「総二郎、明日の支部会合は急遽役員会議になったからの。儂も参加するがお前も予定通り顔を出しなさい。今日の事も説明しなくてはならんからな」
「間島のした事をお話になるのですか?」

「西門宗家の移転などと言う話は出さないが、支部の金を使い込んだと言うことでの解任だと説明する。わざわざ総二郎とつくしちゃんに罠を仕掛けた的な話はせんよ。勘付いてる輩も居るだろうがな」
「そうですか・・・こちらのことはお任せしますよ。私が襲われたことも西門に問題は無かったとご説明下さいね」

「ははは、どこぞの女子が絡んだ逆恨みにしておこうかの?」
「嫌だわ、先代。それだと全員納得ですよ?」

「・・・・・・💢」
「若宗匠、食べないなんですか?美味しいですよ?」


いや、ここまで怒るのも愛情表現・・・そう思えば可愛いもんだ。
どうせ今日から同じ部屋・・・仲直りするにはアレしかねぇし。
そう考えてるうちに飯は終わり、その後のお茶も終わり俺とつくしは部屋に戻った・・・って、つくしが使用人の棟に行こうとするから慌てて腕を引っ張り引き止めた!


「痛っ!何するんですか!」
「いい加減に敬語はよせって!もう聞いてる奴も居ねぇから」

「じゃあ離してよ、浮気者!」
「・・・・・・あのなぁ、浮気ってのは意味が違うだろ?」

「心の浮気と身体の浮気ってヤツ?身体だけならいいっての?どっちも変わりないのよ!」
「身体のって・・・俺は逆に襲われた方で意識もねぇのに裸にされた被害者だぞ?大体無意識でヤれる男なんていると思うか?」

「そ、そうかもだけど・・・!」
「悪いが千香の素肌の記憶もねぇし、朝起きたらお前が居ないし、頭が痛くて何も考えられなかったんだって!」

「じゃあ、荷物持って!」
「・・・・・・判った」


西門総二郎・・・お前、いつから女の荷物持ちになった?
「信じられねぇなら消えちまえ!」ぐらい言えねぇのかよ!って心の何処かで悪魔が囁くが、足は素直につくしの仮部屋に向かい、そこで纏めた荷物と着物の畳紙を持って自分の部屋に向かった。
横目でつくしを見ると口の端上げて笑ってる。

もうそれだけで嫌だった事は全部忘れられる・・・すげぇ女だわ、と可笑しかった。



俺の部屋に入るとここに来て3日目なのに緊張してて、つくしはやっぱり1番隅に自分の荷物を置いた。
そしてその横にチョコンと座り、部屋中を見回す・・・また俺の「浮気の証拠」を探ってんな?と睨んだら慌てて目線を外された。


「つくし、お前ここに来てゆっくり風呂に入ったことあんのか?」
「へ?えーと・・・ないかも。案内もされなかったし、シャワーを1回・・・」

「マジで?じゃあ丁度いいな。俺もマトモに入ってねぇから入ろうぜ?」

「・・・・・・何処で?」
「この部屋の奥には風呂があるから」




*************************




総二郎が涼しい顔してサラッと言った言葉・・・「風呂に入ろうぜ?」

いや、それは不味いでしょう!
総二郎とお風呂に入って無事に出てこられた事はないのよ?疲れを取るはずが余計疲れる上に、出てきたら速効始まるのよ?
それを京都でやるわけにはいかないでしょうっ!!
もしも誰かにバレて先代や家元に報告されたらどーするのよ!

それなのにスタスタと襖を開けて奥に行くと、その向こうには確かに専用のお風呂場が・・・呆然とそれを見てたら顔だけヒョイッと出して「早く来い!」と・・・。
つい、いつもの癖で「はい!」と答えて立ち上がったのはいいけど、本当にここで総二郎と入るの?


その疑問は頭にあるのに手はしっかりと下着を選別中。
持って来た中で1番(総二郎が)お気に入りのラベンダーのセットアップにした。まだ悩んでるのに足は総二郎の後を追う。このチグハグな行動に自分でも首を傾げたけど、勢いよくドアを開けたら総二郎が素っ裸だった!


「きゃああぁーっ!・・・・・・うぐっ!!」


瞬間悲鳴をあげたけどそれをすぐに総二郎の手が塞ぎ、私の目の前には裸の男が1人!そして見たい訳じゃないけど目が少し下を・・・
ひぇ~~~~っ!!どうしてもう準備が出来てるの?!


「アホか!自分で人に気付かせてどーすんだよ!」
「・・・ふがっ、ふがっ・・・!!」

「手を離してやるけど叫ぶなよ?叫んだら口で塞ぐぞ?」
「・・・ふがふが!(うんうん!)・・・・・・ぷはっ!!」


手を離された直後、露出狂の男は浴室に入っていった。
私はそれを見届けてからブラウスのボタンを外していった。
総二郎が脱いだら私も脱ぐ・・・これもある意味「パブロフの犬」現象だろうか?


全部脱いでからバスタオルを身体に巻いて怖ず怖ずと入って行くと、あの和室と繋がってるとは思えない、中庭丸見えの素敵なお風呂・・・。
そのお湯の中で麗しい男がニヤリと笑って待ってた。


「・・・・・・・・・」
「どうした?入って来いよ。俺の部屋の風呂より少し小さいけど2人ぐらい余裕だぞ?」

「いや、広さの問題じゃなくてね・・・そ、そうじゃなくて少しは隠しなさいよっ!」
「は?あぁ・・・今更じゃね?」

「そうかもだけど!ホントにエロだよね・・・」


バスミルクがあったら入れたいぐらい・・・透明なお湯の中で総二郎のが丸見えで目のやり場がない。
仕方なく端っこで掛け湯をして静かに足を入れたら・・・・・・久しぶりのお風呂で気持ちいい!色々ありすぎたから一気にここで気が緩んで、お湯に浸かったら思わずにっこりしてしまった。
それを見て総二郎がクスクス笑い、ススッと近寄って来た。

まぁ、ここまで来たら拒むつもりもない・・・寧ろ恥ずかしいけど嬉しい気もするし。


「・・・ここ、青くなってる」
「へ?あぁ、腕?今日階段から落ちた時かな?」

「・・・無茶しやがって」
「あはっ!夢中だったのよ、総二郎に怪我させちゃいけないと思ってさ。総二郎は?何処か痛い?」

「ん~~、背中?」
「見せて?」


総二郎が背中を向けたからそこを見たら・・・私よりも酷い内出血が幾つもあった。
それに驚いて声も出せない。それなのに、少し振り向いて「どうだ?」って・・・その顔は笑っていた。

苦しくなって背中に抱きつくと「おい、どうした?」って今度は驚いてる。私が飛び出したせいで結局総二郎に痛い思いをさせたんだと思うと辛かった。
よく覚えてないけど、総二郎が私を抱きかかえて自分を下にして落ちたんだもんね・・・。


「・・・つくし・・・」
「・・・・・・ごめんね、私のせいだよね」

「いや、そうじゃなくて・・・すげぇ感じるんだけど」
「・・・・・・は?」

「胸が当たってる・・・それ反則だろ」
「はっ!!」


しまった!私の方から総二郎を刺激してしまった!
と思った時には遅すぎて、急に向きを変えられて正面から抱きつかれ、そのまま噛み付かれたかと思うようなキスをされた!

身体はあっという間に総二郎の膝の上・・・でも、私も彼の首に腕を回して、夢中になるのに時間は掛からなかった。






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Comments 4

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2020/01/28 (Tue) 12:33 | EDIT | REPLY |   
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2020/01/28 (Tue) 15:00 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

京都朝チュン可能性有りですね!
その時は倒れて下さい💦

うふふ!そこね、お気に入りなの♡
背中見せて「どう?」って聞くところ!

なーんかキュン!ってなるよね~~!
自分を助けてくれた為の怪我だもんね!うんうん、刺されなくて良かった(笑)

・・・・・・いや、刺したらR無しで良かったのか?

失敗だったか?(笑)
やっぱりここでも鉄パイプ出せば良かったのか?!←結構気に入ってる♡鉄パイプ=昭和

2020/01/28 (Tue) 23:32 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

生粋娘様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

あはは!それはどうかわかりませんよ?(笑)
私、マジで苦手なので💦

そしてわりとガンガン系は嫌いなんですよ・・・だからソフトに行こうと思います。
お風呂ばっかり書いてるから飽きちゃった💦

でも野外はやだし、なんかいい場所ないですかねぇ?

2020/01/28 (Tue) 23:35 | EDIT | REPLY |   

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