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湯上がりのつくしを抱きしめて我慢なんで出来る訳がない。
もうこのまま抱き潰して・・・なんて思ってたら出て来た言葉・・・「約束してるよね?エッチ無しだって!」 、それで気分が削がれてつくしから離れた。

いや、離れたかった訳じゃない・・・急に竜司の事を思い出したんだ。
そいつはどんな風に抱いてたんだろう、なんて。


勿論負けてるなんて思わない・・・じゃなくて思えない。
だがつくしの「感じ方」はつくしじゃないと判らない。俺との相性は良かったと思うし俺自身は最高に気持ち良かった。つくしもそうだと思ってたし、俺の目にはそう見えた。
あの時のつくしは興奮してたし、それで一気に綺麗になった・・・こう言っちゃなんだが、俺がつくしの「女」の部分を開花させたと思ってる。

それならそろそろ許してくれても良さそうなのに、この状況でも「エッチ無し」を強調するとは・・・と、少しばかりムカッとした。


だからつい・・・この俺がつまらねぇ質問をした。


「お前、竜司って男との(SEX)・・・良かったのか?」

SEXって言葉を出さなかったのは2人の事を想像したくなかったから。
つくしだってもう充分オトナだ。口にしなくても意味は判るだろうって思った。そしてその答えが・・・


「竜司さんとの?・・・すごく良かったよ?優しかったし年上だったから安心だったし・・・総二郎はホント自分勝手だったよね。私の事なんてどうでもいいのかと思ったもん」


それを聞いた瞬間・・・今度はマジで落ち込んだ。
捨てた男の話なのに優しかっただの安心だっただの・・・それなのに俺は自分勝手?
そんな自分勝手な行為だったか?嫌がるお前を抱いたんじゃねぇのにその言い方・・・本当にこいつの中では終わってんのかと思うと触れることも出来なくなった。

だから出てくる言葉が・・・


「もう寝るか」
「え?ね、寝るの?」

「もう遅いだろ。明日の朝飯、4人分だから大変だぞ?」
「・・・う、うん・・・・・・寝ちゃうんだ」


・・・どっちなんだよっ💢!!
寝たいのかシタいのか・・・マジムカつく!!



って、つくしの方に目を向けたら・・・さっきまで背中向けてたのに今は俺の方に顔を向けて目を閉じてた。
そう言えば寝付きの良さは天下一品だったっけ?何度か俺が「もう1回」って思った時には既に夢の中に入られてて断念したことがあった・・・そんな昔の事を思い出していた。

ふと気が付くとつくしの手が俺のシャツを握ってる。
それは何を意味するんだ?と・・・仕方ないから身体を横向きにして肘を立て、つくしの寝顔を見ていた。
小さな寝息に俺と同じシャンプーの香り・・・これで毎日こいつが隣で寝てくれれば言うことねぇのになって・・・。


「・・・そう・・・・・・バカ・・・」
「は?・・・バカって俺がかよ!・・・ったく!」

まだ少し湿ってる髪を撫でて、バレないようにそこにキスした。
女に困らなかった俺が手を出せねぇなんて・・・我ながら情けなかったが、こんな時間も悪くない。


もう1回こいつの全部を手に入れるまで、「恋愛ごっこ」を楽しんでみるか?




**



朝になった・・・隣で寝てるつくしはまだ夢の中だ。

でも俺は殆ど寝られなかった。
何故かと言うと・・・あの後、身体のスイッチが入って鎮まらなかったからだ。どうやって落ち着こうかと思ったけど、つくしは俺の服を離さないし、どんどん近寄って来るしでどうにもこうにも・・・。
いっその事抱いてしまえ!と思ったけど「総二郎は自分勝手だよね」が蘇って来て手が止まる・・・マジで拷問みたいな夜だった。

興奮し過ぎて寝汗が凄い・・・こうなったらシャワーでも浴びて、ついでに鎮めてこようとベッドを抜け出した。



シャワーを浴びてバスルームから出て来たら、寝坊助の類が起きていた。
まだ寝癖はついたままで目も半開きだったけど、ソファーに座ってボケ~っとして、俺がバスローブで出て来たら何故か嫌そうに顔を向けて来た。


「どうした、類・・・お前にしちゃ早くね?」
「・・・足音が聞こえたから」

「足音?あぁ、俺か?悪かったな、シャワー浴びたかったから」
「・・・・・・朝から?」


・・・・・・・・・あぁ、それで機嫌が悪いんだ?
それならそれでちょっと遊んでやるか。そうすりゃ諦めもつくだろうし・・・。


「あぁ、結構遅くまで・・・・・・だから汗かいてさ」
「・・・・・・・・・」

「つくしならまだ起きないと思うぞ?そんなに疲れさせたつもりはねぇけどグッスリ寝てるから・・・朝飯、遅くなるかもな~」
「・・・・・・・・・」

「もう少し体力つけさせないとヤバいかな・・・なぁ?類」
「知らない」


お~お~!ガキみたいに拗ねやがって!
くくっ、これで2度とここに泊まろうなんて思わねぇだろう。怒ったような顔のまま立ち上がり、再びゲストルームに戻って行った。そしてバタン!と乱暴にドアを閉めて、今度はその隣からあきらが出て来た。
「は~、よく寝た!」ってひと言・・・そして俺の横まで来てニヤニヤしていた。


「なんだよ、気持ち悪い」
「いや、なんでかな~!俺には判るんだよな、お前が満足したかどうか」

「・・・うるせぇよ!類には言うなよ?」
「判ってるって!相手は牧野だ、手強いよな~」


流石「同じ人種」のあきら・・・朝の行動で総て読まれてる。
確かに鏡で見た自分の顔・・・・・・全然イケてない。不発を物語ってるかのような不機嫌なツラだった。




*********************




翌朝、目が覚めたら・・・・・・総二郎の部屋だった。
でも隣に彼が居ない。

驚いて飛び起きたら再びの大惨事!
パジャマだったけど胸の辺りまで捲れてるし、短パンもお尻ギリギリまで!!
まさかこれを総二郎が見たんじゃないでしょうね?と急いで直したけどもう遅い・・・あの男が見ない訳がないと、どんよりした気分で立ち上がった。

・・・よく考えたらこの部屋には私の服がない。
だからこの格好のまま廊下に出て自分の部屋に戻ろうとしたけど、寝不足なのかそこで大欠伸・・・目を閉じたまま歩いていたらドン!と何かにぶつかった!


「いったぁ・・・何が廊下にあんのよっ・・・!」
「おはよ、牧野」

「・・・うん、おはよ・・・・・・あれ?」
「朝からボロボロだね。そんなに疲れたの?」

「・・・うわぁっ!!花沢類?!!
「そんなに驚かなくても昨日から居るんだけど」


はっ!そうだったーーーーっ!!
花沢類と美作さんがお泊まりしてるんだった!

それなのに私ときたら髪は爆発してるし、パジャマはヨレヨレ。
しかも今、汗で痒かった喉の辺りを掻き毟りながら欠伸してたような・・・そんな素の状態をこの人に披露してたの?!
吃驚し過ぎてその場で固まったら、花沢類の方が「邪魔」って言った。


「は?邪魔?」
「あんた、トイレの前に立ってるから」

「あぁ・・・花沢類もトイレに入るんだ?」
「・・・・・・どう言う意味だよ。ほら、退いて?」

「ご、ごめん・・・」


花沢類がトイレ・・・総二郎がママチャリ、美作さんが畑仕事ってぐらい似合わない。



「やばっ!朝ご飯、4人分だっ!」

トイレの水音がすごく気になったけど、急いで部屋に戻って服を着替え、キッチンに向かった。






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Comments 4

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2020/04/05 (Sun) 16:20 | EDIT | REPLY |   
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2020/04/05 (Sun) 21:46 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

パール様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

あはは!拷問タイム💦
カッコつけてるだけでかなりのヘタレ野郎でございます(笑)
その証拠に朝が大変!!我慢のし過ぎは身体に良くないんですけどね♡

タイトルだけ見たら、総ちゃん強引な感じなのにね💦
まぁ、そのうちそのうち!

総ちゃんのママチャリ?可愛いだろうね~~♡
あきら君にはカールおじさんの格好で(笑)

2020/04/06 (Mon) 00:30 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

生粋娘様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

うふふ~!まだまだこの辺では甘くはならないのですよ(笑)
まずは総ちゃんを谷底に突き落とすイメージで・・・

ヘタレ総ちゃんが好きなんですもの、もう少し待ってて下さいね♡
ValentineStoryで書きすぎたので、今はRから離れたいんです💦お許しを~~~!

2020/04/06 (Mon) 00:32 | EDIT | REPLY |   

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