花沢専務の悩み事・美作商事での大誤算!
花沢物産の跡取り息子、花沢専務は見ているだけならスーパーイケメンな御曹司である。
当然花沢物産の女子社員には眼の保養、牧野つくしさえいなければ秘書課への配属希望はとんでもない数字になるほど。
そんな専務にも絶対に負けたくないライバルが数名・・・そのうちの一人が美作あきらである。
今日はご機嫌斜めな専務が珍しく書類に眼を通していた。
しかし、その書類の相手企業は「美作商事」担当者は「美作あきら営業本部長」である。
今回は花沢物産からの商談のため、美作商事に出向かなくてはならない。
花沢の営業本部長が胃潰瘍のため入院したことで、表向き親友の専務にそのお役目が回ってきたのである。
あと少しで花沢を出なくてはいけない専務はいまだにやる気が出ずに机に伏せていた。
********
「専務・・・いい加減に覚悟を決めてお出かけしませんか?美作商事に遅刻したらそれこそ美作部長に馬鹿に
されますよ?ここでならまだしも向こうの会社で喧嘩なんてしないで下さいね?」
「煩いな・・・何でこの俺があきらに頭下げなきゃいけないのさ・・・。大体営業本部長の胃潰瘍ってホントなの?
仮病じゃないの?・・・そんな繊細な人じゃないでしょ?太ってるし・・・」
「専務・・・体型で人を判断してはいけませんよ?専務だって1.5㎏太ったでしょ?言われたら嫌でしょ?
ほら!早く支度して下さいよ!・・・同行は私でよろしいですか?それとも営業部のイケメン呼んできましょうか?」
ものすごく機嫌が悪いときに健康診断の話しを持ち込んだね?・・・気にしてるのに!
絶対にあきらが偉そうな態度をとるのがわかるからマジで嫌なんだよね・・・。
こういうのはいつも営業部長がしてたから気にしなかったんだけど、一応こちらからの話しだと5㎝くらいでも
頭下げなきゃいけないんだろ?・・・考えただけでもムカつく!!
「それでは書類の準備も出来ましたし・・・行きますよ!専務・・・まずは起きていただけませんか?」
「はいはい・・・」
俺は椅子から立ち上がって専務室を出ようとしたらノックと同時に牧野が部屋に入ってきた。
「あら?専務、珍しくお出かけなんですか?どちらへ?」
「あきらんとこ・・・うちの営業本部長が仮病で入院してるから俺が行く事になったんだって!」
「そうなの?美作さんはスペインから帰ってまだ3日しか経ってないのに大変ね!よろしく伝えてね!」
・・・ちょっと待って?なんでそんな事知ってんの?
帰国して3日しか経ってない、その3日の間に俺に隠れて連絡してたってこと?
「どうしてそんな事知ってるの?俺には何の連絡もないのに牧野には連絡があるの?」
「うん!3日に1回は電話とメールがあるの。美作さんね、スペインで痩せたらしいよ?大丈夫かしら・・・」
マジで・・・?それは、俺的にヤバくない?
「藤本・・・悪いんだけどスーツ替えてくれない?濃紺のヤツにっ!それと・・・牧野も連れて行くから!
牧野はすぐに外出の支度して!あきらのとこに一緒に行くよっ!」
「は?・・・何で私まで行くのよ?!」
「今からスーツを替えるんですか?この季節に濃紺は暑苦しいのではっ?!グレーでいいじゃないですか!」
二人が何か言ってるけど無視!
この際はっきりとあきらには見せつけておかないと・・・!3日に1回の電話なんていつの間に!
会社の中でも俺たちの仲が隙間もないほど密着してるって所を見せつけてやる!
俺は仕事よりも牧野とのラブラブッぷりを見せる為だけに急遽予定もスーツも変えた。
********
「花沢専務・・・いらっしゃいませ。本部長がお待ちですわ、ご案内いたしますね」
美作商事のセクシー系ナンバーワン受付嬢があきらのところまで案内してくれる。
俺の横にいるのは藤本と・・・キョトンとした顔の牧野。もう少し大人っぽくなんないのかな?
「今日は・・・新人さんをお連れなんですね?可愛らしいお嬢様ですこと・・・」
エレベーターの中でそのオトナの受付嬢に上から目線でかるく笑われながら声をかけられた。
確かに・・・この人から見たら牧野は新人かも・・・でも実は26歳なんだけど。
多分、この受付嬢の方が年下なんじゃない?でも、黙って笑っとこう。藤本まで笑ってるけど・・・。
エレベーターを降りたらこの受付嬢は俺たちの前を歩いている。
あきらの教育だろうか・・・この受付嬢もその腰の振り方が尋常じゃないんだけどっ?!
この会社はまずその歩き方から教えるんじゃないかと思うほどみんなが腰振ってるように見えるんだけど・・・
気のせいかな・・・。
「こちらでお待ちですわ・・・どうぞお入り下さいませ」
ノックをしたらそのドアを開けてくれたのは、これまた色気満載のあきらの秘書!
今にも襲われそうなそのルージュといい、秘書とは思えないど派手はネイルといい・・・ドン引きするんだけど!
「いらっしゃいませ。花沢専務・・・お待ちしておりましたわ」
ここは飲み屋かっ!!
心の中でそう叫びながら部屋に入るとあきらが偉そうにソファーに座っていた。
「遅かったな!類・・・相変わらず遅刻してるけど大丈夫なのか?花沢は・・・牧野も久しぶりだな!」
「美作さん!久しぶりね!・・・体調は大丈夫なの?疲れてるでしょう?」
「優しいんだな、牧野は。大丈夫だよ?痩せたって言ってもほんの5㎏だから・・・」
5㎏!マジで?・・・良かった!濃紺のスーツに着替えて・・・絶対に言わなきゃバレないはず!
「それはいけませんねぇ・・・うちの専務なんかこの前の健康診断で・・・」
「藤本っ!書類を先に出してっ!!」
なんて事をあきらにバラそうとしてんのさっ?!何のためのお着替えだと思ったの!
「どうしたんだ?類・・・珍しく仕事する気になってんの?この話はもうほぼ決まってるんだから今更話さなくても
いいだろう?美作と花沢でやる仕事も久しぶりだからうちの連中も張り切ってるよ!
後は書類にサインして現場の担当に任せるって事でいいだろ?それより牧野、土産があるんだ」
「本当?嬉しいなっ!美作さんのお土産はいつもセンスがいいから・・・」
じゃあ、何のために来たのさ・・・わざわざ牧野にあきらのお土産受け取らせるため?
俺が書類を持って呆然としてたら、横にあきらの秘書が座ってきた・・・うそっ!ここって会社だよね?
「花沢専務って素敵ですわね・・・あきら部長もいいけどあなたも私の好みですわ、花沢専務。
きょうはもうお帰りになるんですの?良かったらこの後お食事に行きません?」
「いえ・・・他に仕事が残っておりますので。それにまだ日が高いですよ?そのようなお誘いには早い時間ですね」
「まあ・・・では次の商談のアポイントは夕方にしますわ・・・その時にはお付き合いして下さるのね?」
「じ・・・状況次第ですね・・・」
しまった・・・!牧野を連れてきたのを忘れてた!
つい、いつものように社交辞令的に話したけど・・・聞かれてないよね?
あきらと牧野の方を見たけど二人でなんだか盛り上がってる。それはそれでムカつくんだけど?
「今度のお仕事でこちらにもいらっしゃらる事が多くなりますの?楽しみですわ・・・以前のように仲良く
したいただきたいわ。最近は滅多にお見えにならないから寂しかったんですもの・・・」
「そっ・・・そうですか?そんなに仲良くしましたっけ?」
「あら!覚えていらっしゃらないの?そんなに私は魅力がなかったかしら・・・残念だわ。じゃあ今からでも
仲良くしましょうよ。・・・婚約者が見ていなければ構わないでしょう?」
「・・・それは困りましたね。仕事の延長線で仲良くするのはいいんですけど、そっちの方までは仲良くは
出来ないと思いますよ?ここの部長と仲良くされたらいかがですか?」
ちょっと!マジでここはいつから夜の街みたいな接待の仕方になったの?!
しかもこの人は知らないんだろうけど婚約者はすぐそこっ!ここの部長と盛り上がってるんだってば!
それにそんな言い方されたら誤解されるじゃん!こんな人見たことないしっ!仲良くもしてないしっ!
もう一回牧野を見たけどやっぱりあきらと遊んでいる・・・俺1人が何でこんな状態になってんの?
「ふ・・・藤本!次の予定が入ってたよね!・・・そろそろ出ようか!」
「え?・・・そうでしたっけ?まだ時間はありますけど・・・」
空気読んでよっ!このとんでもない空気をっ!!
俺はこのキャバクラ状態から解放されたくて、牧野をあきらから離したくて仕方ないんだって!
「牧野・・・類がなんだか楽しそうだぞ?あれは放っておいてもいいのか?」
「えぇ・・・いいのよ。後でちゃんと話しをつけるから・・・外での専務を見ることが出来て良かったわ」
え?・・・今なんて言ったの?もしかして全部聞いてたの?
一瞬振り向いた牧野の顔が今までで一番怖かった・・・オトナの女の顔してた。
違う意味でオトナの女になって欲しかったのに!
見せつけるはずが何で俺の方が見せつけられた上に罠に嵌められてるのっ?!
********
今回は大失敗でしたね・・・専務。
美作商事は昔からあんな社風ですからね。牧野さんしか見てないからすっかり忘れてたんでしょ?
そうじゃないと美作部長が日本に戻るわけないじゃないですか。
美作商事も御曹司の扱いで大変なんですね。お察しします・・・。
どこの企業も次期社長には悩むもんです。
この2人がそうなったとき・・・果たして会社は大丈夫なんでしょうか?

当然花沢物産の女子社員には眼の保養、牧野つくしさえいなければ秘書課への配属希望はとんでもない数字になるほど。
そんな専務にも絶対に負けたくないライバルが数名・・・そのうちの一人が美作あきらである。
今日はご機嫌斜めな専務が珍しく書類に眼を通していた。
しかし、その書類の相手企業は「美作商事」担当者は「美作あきら営業本部長」である。
今回は花沢物産からの商談のため、美作商事に出向かなくてはならない。
花沢の営業本部長が胃潰瘍のため入院したことで、表向き親友の専務にそのお役目が回ってきたのである。
あと少しで花沢を出なくてはいけない専務はいまだにやる気が出ずに机に伏せていた。
********
「専務・・・いい加減に覚悟を決めてお出かけしませんか?美作商事に遅刻したらそれこそ美作部長に馬鹿に
されますよ?ここでならまだしも向こうの会社で喧嘩なんてしないで下さいね?」
「煩いな・・・何でこの俺があきらに頭下げなきゃいけないのさ・・・。大体営業本部長の胃潰瘍ってホントなの?
仮病じゃないの?・・・そんな繊細な人じゃないでしょ?太ってるし・・・」
「専務・・・体型で人を判断してはいけませんよ?専務だって1.5㎏太ったでしょ?言われたら嫌でしょ?
ほら!早く支度して下さいよ!・・・同行は私でよろしいですか?それとも営業部のイケメン呼んできましょうか?」
ものすごく機嫌が悪いときに健康診断の話しを持ち込んだね?・・・気にしてるのに!
絶対にあきらが偉そうな態度をとるのがわかるからマジで嫌なんだよね・・・。
こういうのはいつも営業部長がしてたから気にしなかったんだけど、一応こちらからの話しだと5㎝くらいでも
頭下げなきゃいけないんだろ?・・・考えただけでもムカつく!!
「それでは書類の準備も出来ましたし・・・行きますよ!専務・・・まずは起きていただけませんか?」
「はいはい・・・」
俺は椅子から立ち上がって専務室を出ようとしたらノックと同時に牧野が部屋に入ってきた。
「あら?専務、珍しくお出かけなんですか?どちらへ?」
「あきらんとこ・・・うちの営業本部長が仮病で入院してるから俺が行く事になったんだって!」
「そうなの?美作さんはスペインから帰ってまだ3日しか経ってないのに大変ね!よろしく伝えてね!」
・・・ちょっと待って?なんでそんな事知ってんの?
帰国して3日しか経ってない、その3日の間に俺に隠れて連絡してたってこと?
「どうしてそんな事知ってるの?俺には何の連絡もないのに牧野には連絡があるの?」
「うん!3日に1回は電話とメールがあるの。美作さんね、スペインで痩せたらしいよ?大丈夫かしら・・・」
マジで・・・?それは、俺的にヤバくない?
「藤本・・・悪いんだけどスーツ替えてくれない?濃紺のヤツにっ!それと・・・牧野も連れて行くから!
牧野はすぐに外出の支度して!あきらのとこに一緒に行くよっ!」
「は?・・・何で私まで行くのよ?!」
「今からスーツを替えるんですか?この季節に濃紺は暑苦しいのではっ?!グレーでいいじゃないですか!」
二人が何か言ってるけど無視!
この際はっきりとあきらには見せつけておかないと・・・!3日に1回の電話なんていつの間に!
会社の中でも俺たちの仲が隙間もないほど密着してるって所を見せつけてやる!
俺は仕事よりも牧野とのラブラブッぷりを見せる為だけに急遽予定もスーツも変えた。
********
「花沢専務・・・いらっしゃいませ。本部長がお待ちですわ、ご案内いたしますね」
美作商事のセクシー系ナンバーワン受付嬢があきらのところまで案内してくれる。
俺の横にいるのは藤本と・・・キョトンとした顔の牧野。もう少し大人っぽくなんないのかな?
「今日は・・・新人さんをお連れなんですね?可愛らしいお嬢様ですこと・・・」
エレベーターの中でそのオトナの受付嬢に上から目線でかるく笑われながら声をかけられた。
確かに・・・この人から見たら牧野は新人かも・・・でも実は26歳なんだけど。
多分、この受付嬢の方が年下なんじゃない?でも、黙って笑っとこう。藤本まで笑ってるけど・・・。
エレベーターを降りたらこの受付嬢は俺たちの前を歩いている。
あきらの教育だろうか・・・この受付嬢もその腰の振り方が尋常じゃないんだけどっ?!
この会社はまずその歩き方から教えるんじゃないかと思うほどみんなが腰振ってるように見えるんだけど・・・
気のせいかな・・・。
「こちらでお待ちですわ・・・どうぞお入り下さいませ」
ノックをしたらそのドアを開けてくれたのは、これまた色気満載のあきらの秘書!
今にも襲われそうなそのルージュといい、秘書とは思えないど派手はネイルといい・・・ドン引きするんだけど!
「いらっしゃいませ。花沢専務・・・お待ちしておりましたわ」
ここは飲み屋かっ!!
心の中でそう叫びながら部屋に入るとあきらが偉そうにソファーに座っていた。
「遅かったな!類・・・相変わらず遅刻してるけど大丈夫なのか?花沢は・・・牧野も久しぶりだな!」
「美作さん!久しぶりね!・・・体調は大丈夫なの?疲れてるでしょう?」
「優しいんだな、牧野は。大丈夫だよ?痩せたって言ってもほんの5㎏だから・・・」
5㎏!マジで?・・・良かった!濃紺のスーツに着替えて・・・絶対に言わなきゃバレないはず!
「それはいけませんねぇ・・・うちの専務なんかこの前の健康診断で・・・」
「藤本っ!書類を先に出してっ!!」
なんて事をあきらにバラそうとしてんのさっ?!何のためのお着替えだと思ったの!
「どうしたんだ?類・・・珍しく仕事する気になってんの?この話はもうほぼ決まってるんだから今更話さなくても
いいだろう?美作と花沢でやる仕事も久しぶりだからうちの連中も張り切ってるよ!
後は書類にサインして現場の担当に任せるって事でいいだろ?それより牧野、土産があるんだ」
「本当?嬉しいなっ!美作さんのお土産はいつもセンスがいいから・・・」
じゃあ、何のために来たのさ・・・わざわざ牧野にあきらのお土産受け取らせるため?
俺が書類を持って呆然としてたら、横にあきらの秘書が座ってきた・・・うそっ!ここって会社だよね?
「花沢専務って素敵ですわね・・・あきら部長もいいけどあなたも私の好みですわ、花沢専務。
きょうはもうお帰りになるんですの?良かったらこの後お食事に行きません?」
「いえ・・・他に仕事が残っておりますので。それにまだ日が高いですよ?そのようなお誘いには早い時間ですね」
「まあ・・・では次の商談のアポイントは夕方にしますわ・・・その時にはお付き合いして下さるのね?」
「じ・・・状況次第ですね・・・」
しまった・・・!牧野を連れてきたのを忘れてた!
つい、いつものように社交辞令的に話したけど・・・聞かれてないよね?
あきらと牧野の方を見たけど二人でなんだか盛り上がってる。それはそれでムカつくんだけど?
「今度のお仕事でこちらにもいらっしゃらる事が多くなりますの?楽しみですわ・・・以前のように仲良く
したいただきたいわ。最近は滅多にお見えにならないから寂しかったんですもの・・・」
「そっ・・・そうですか?そんなに仲良くしましたっけ?」
「あら!覚えていらっしゃらないの?そんなに私は魅力がなかったかしら・・・残念だわ。じゃあ今からでも
仲良くしましょうよ。・・・婚約者が見ていなければ構わないでしょう?」
「・・・それは困りましたね。仕事の延長線で仲良くするのはいいんですけど、そっちの方までは仲良くは
出来ないと思いますよ?ここの部長と仲良くされたらいかがですか?」
ちょっと!マジでここはいつから夜の街みたいな接待の仕方になったの?!
しかもこの人は知らないんだろうけど婚約者はすぐそこっ!ここの部長と盛り上がってるんだってば!
それにそんな言い方されたら誤解されるじゃん!こんな人見たことないしっ!仲良くもしてないしっ!
もう一回牧野を見たけどやっぱりあきらと遊んでいる・・・俺1人が何でこんな状態になってんの?
「ふ・・・藤本!次の予定が入ってたよね!・・・そろそろ出ようか!」
「え?・・・そうでしたっけ?まだ時間はありますけど・・・」
空気読んでよっ!このとんでもない空気をっ!!
俺はこのキャバクラ状態から解放されたくて、牧野をあきらから離したくて仕方ないんだって!
「牧野・・・類がなんだか楽しそうだぞ?あれは放っておいてもいいのか?」
「えぇ・・・いいのよ。後でちゃんと話しをつけるから・・・外での専務を見ることが出来て良かったわ」
え?・・・今なんて言ったの?もしかして全部聞いてたの?
一瞬振り向いた牧野の顔が今までで一番怖かった・・・オトナの女の顔してた。
違う意味でオトナの女になって欲しかったのに!
見せつけるはずが何で俺の方が見せつけられた上に罠に嵌められてるのっ?!
********
今回は大失敗でしたね・・・専務。
美作商事は昔からあんな社風ですからね。牧野さんしか見てないからすっかり忘れてたんでしょ?
そうじゃないと美作部長が日本に戻るわけないじゃないですか。
美作商事も御曹司の扱いで大変なんですね。お察しします・・・。
どこの企業も次期社長には悩むもんです。
この2人がそうなったとき・・・果たして会社は大丈夫なんでしょうか?

久しぶりの美作部長~!
最近はあきらに嫌な思いばかりさせるのでご褒美です!
うちの男性社員が出勤時だけですがシャツのボタンを2つ外すんです。
妙にドキッとしますよ?
「なんで2つ開けてるの?」って聞いたらニヤって笑うだけでした!
なんで?なんで2つ開けるんだろう・・・。暑いから?だけじゃないんだろうな。
最近はあきらに嫌な思いばかりさせるのでご褒美です!
うちの男性社員が出勤時だけですがシャツのボタンを2つ外すんです。
妙にドキッとしますよ?
「なんで2つ開けてるの?」って聞いたらニヤって笑うだけでした!
なんで?なんで2つ開けるんだろう・・・。暑いから?だけじゃないんだろうな。