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色っぽいおばちゃんの後に出て来たのは、少し若い感じの姉ちゃんだった。
ちっさい姉ちゃんなのに類は荷物をそいつに持たせて、自分だけ暢気に歩いてやがる・・・横着だな、と見たけど知らんふり。


「東京からでしたら、遠かったでしょう?ワンちゃんが一緒ならお車で?」
「いえ、自家用ジェットで来ましたから」

ワンちゃん・・・誰の事だ?と思ったら俺の事か。
いやいや、車でとか考えたくねぇし。姉ちゃん、類の車に乗ってみ?30分でギブするぞ?


「自家用ジェット・・・そ、それはまた・・・」
「もう少し早い時間なら四国の形が見えたのかも~。ね、シリウス♪」

シコクってのは知らねぇが、海は見えた♪
鹿児島に着いたら類の運転でジゴクを見た・・・な~んて♪フンっ!


クネクネと廊下を曲がって進んで行くと、そのうち俺達の泊まる部屋ってのに着いたようだ。そこで荷物を降ろし、「後で女将がご挨拶に・・・」、なんて姉ちゃんが言ったのを類が断わり・・・


「いえ、早く2人の時間を過ごしたいので」

「えっ///!!」←つくし
「あ、あら、そうですか?ではそのように・・・ごゆっくりお過ごし下さいませ」


・・・・・・おい、俺はどうすんだ?
まさか、ここから俺だけ仲間はずれかよ💢!!


絶対2人きりを阻止・・・類の好きにはさせねぇ!!
なんて思ったが、あっさり「シリウス、お入り」と言って中に入れてくれた。

チッ!紛らわしい言い方しやがって・・・一瞬ビビったじゃねぇか!


って事で、このあと部屋をウロウロしたが・・・超広かった。
真ん中にデカい部屋、あちこちにベッドのある部屋、木の廊下があってヘンテコな庭が見える。
岩だったりツンツンした木だったり・・・その向こうには山があるのかもだけど真っ暗だから全然判らねぇ。つくしも楽しそうに探検してるが、類だけは荷物を眺めながらブツブツ言ってた。


「やっぱり不味いよね・・・同じ部屋なんて」

俺とって意味か?俺は別に1人でもいいけど・・・知らねぇ土地の1人は淋しくね?

「起きた時が問題だよね・・・ヤバい事になってるかもだし」

確かに・・・お前、いつも裸同然だからな。
常日頃からキチンとしてねぇから、余所で寝るときには困るんだぞ?

「ザッと見て来たけど、何処の部屋にも露天風呂があるんだ・・・すごいよね」

そりゃ温泉に来たんだから風呂がねぇとオカシイじゃん?
それよかこんな時間に俺が入っても大丈夫か?後でちゃんと乾かしてくれよ?

「よし・・・お嬢様は向こうの部屋、俺達はこっちの部屋にしようか、シリウス」

あいよ♪
俺は何処でもいいぜ~~~~~♥


で、つくしはと言うと・・・俺達が話し込んでる時に、部屋の真ん中でクネクネしてやがった。

なんだ、気持ち悪いな。
そう言う動きはお前に似合わねぇし、ボンオドリの季節でもねぇっての。



「つくし、どうしたの?」
「・・・・・・えっ///ううん・・・2人の時間って・・・な、なにするのかな~って思って」

「あぁ、女将の挨拶とか面倒でしょ?ああ言えば来ないってネットに書いてあったから」
「はっ?!そう言う意味?!」

「・・・それ以外のどんな意味だと思ったの?」


あぁ、なんだつくし♪
こいつ相手に変な期待したな?!

あっはは!やめとけやめとけ!
夜中にスマホ見てニタニタするのが精一杯の男なんだから~~!



俺は1人で爆笑してたんだけど、つくしは顔を真っ赤にして怒りだし、床に置いた紙袋の中から類の着替えを出して、バフンっ!!と投げた!
それが類の顔面に直撃して、あいつの頭の上にはパンツ・・・キョトンとしたその顔、マジウケる!!


つくしは自分の物が入った袋を抱えてどっかの部屋へドスドス歩いて行くし、その時に怖い顔で俺を呼んだ。


「・・・・・・シリウス、おいで💢!」

「えっ?シリウスはつくしが?」
「えぇ、今晩は私が一緒に寝るわ!!」


うそっ!今日はつくしと寝るのか?!

別にいいけどよ・・・・・・まさか、ベッドも一緒とか?
俺は布団の中で女に抱きつかれるとか経験無いんだけど、大丈夫か?

ってことでつくしの部屋に入った途端、こいつは荷物をボスッと床に投げてペタンと座り俺に手招き。嫌な予感がするな、と渋々側に行ったら、急にガシッと首を押さえ付けられてまたビビった!

いきなり首を締めるな💢!
わざわざ鹿児島に来てからチッソクとか冗談じゃねぇよっ!



「ほんと、頭に来ちゃう!そう思わない?シリウス」

・・・・・・まぁ、頭にくるかと言われれば、俺はそうでもねぇな。
男だからよ・・・


「あんなに思わせ振りな態度とらなくても良くない?2人きりって言えば期待しちゃうじゃない!」

ほほぉ?
あの類相手にやっぱり期待したんだな?
てか、つくしも大概鈍感だから人の事は言えねぇと思うけど?


「そりゃさ・・・行方不明のお父様達を探しに来たんだから、そんな事を考えてる場合じゃないとは思うのよ?でもさ・・・もう少し、何かこう・・・甘い部分があっても良くない?」

はぁ・・・鹿児島にはそんな事をしに来たのか?
俺には何1つ相談がねぇから知らなかったが、親を探しに来たんだからそれに集中したらいいんじゃね?
イチャイチャしたかったら親が見付かった後の方が楽しめると思うけどな・・・ってのが俺の意見。


「デリカシーの欠片もないんだから!ほんと、イヤんなっちゃう!」

そうか?
どっちかって言うとつくしの方がデリカシーに欠けてると思うけどな・・・親が聞いたら泣くぞ?


「って事で、気分転換にお風呂に入るわ!
シリウスも入りましょ♪ペット用のお風呂があるはずだから♥」


待ってましたーーーーーーっ!!
温泉ターーーーーイム!!


っと、つくしが立ち上がったから俺も首をブルンブルンした瞬間、つくしがその部屋のど真ん中でバサーッと服を脱いだ。


・・・・・・・・・ってか、俺は類のは何度も見たけどつくしのは初めて。
まぁ、一応脱いだのは服だけでスッポンポンじゃなかったし、またまたビビったけど・・・なんかこう・・・ちょこっと淋しい感じだった。

そしてズンズン歩いて風呂場に向かい、俺がドキドキしてるのなんて無視して風呂の手前でとうとうスッパに・・・
少しは隠せよ、って思う俺の横で、タオルをブンブン振ってドアを開けた。


カラカラカラ・・・・・・

「うわぁ、シリウス!星が見える~~~♪
夜なのに流石鹿児島、そんなに寒くないねぇ~♪♪」


尻丸出しでそんな事言われても、俺は見上げるのもハバカラレルんだけど・・・と思った時、風呂の向こう側に人の気配?
まさか、近くに類が居るのか?

夜の風に乗って、あいつの匂いがするような・・・・・・?






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Comments 4

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2022/01/22 (Sat) 14:14 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

ビオラ様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

はははは💦そうですね、ビオラ様の深読み・・・かも。
でも、そう言う事もあるか・・・と、思いました。

類君は部屋では裸族なので、そっちの事でしたが・・・・・・なるほどね(笑)


誰と比べたか・・・・・・
まぁ、服の上からでも判りますし、いつもシリウスは女性のそこを見ていたのかも?
で、いざ脱いだらホントに淋しかったな、と思ったんじゃないですか?

今日は随分ソッチ系に走りますね(笑)
これ、犬の話ですから💦

2022/01/22 (Sat) 22:01 | EDIT | REPLY |   
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2022/01/23 (Sun) 15:46 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

シナモン様、こんばんは。

コメントありがとうございます。

どうでもいいけどasuさんと何の話をしてるの?(笑)
そっちに驚くんだけど。

いや、ホントにやめたらいいじゃん(笑)

そして中には総二郎が入ってると確信。
親父ギャグも言えるし、盆踊りも知ってる博識犬。
女性の年齢も体型にも敏感なオス犬。
類君の心中を察するエスパー犬。

いろんな顔を持つシリウスでした♥



2022/01/23 (Sun) 22:26 | EDIT | REPLY |   

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