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「それじゃあ、そろそろプレゼントの時間にする?牧野、ツリーの前に来て?」

花沢類の言葉でツリーの前に行くと、そこにぶら下がっている小さな箱を開けるように言われた。
その箱はみんなそれぞれ違うんだけど、同じような赤いリボンがかけられてる。

「これをとるの?・・・みんなから私に?私は何も準備してないんだけど・・・」

「いいんだよ。久しぶりに会えたから、牧野の笑顔が最高のプレゼントって事で。ほら、1つずつ好きなのからとってよ」


始めに取った真っ白な箱を開けたら中にあったのは真珠のネックレス・・・美作さんからのプレゼントだった。
次は可愛らしいデザインの細い箱、中身は腕時計・・・滋さんからのプレゼント。私のイニシャルが入ってる。

三つめは大人デザインのダークカラーの箱、中にはこれもイニシャル入りのダイヤ入りの万年筆・・・道明寺からだった。

「今からはお前も書くことが増えるんだろ?字の練習でもしておけ!総二郎は達筆だからな・・・負けてんじゃねぇぞ!」
「そこって戦う所なの?でも・・・ありがとう。大事にするよ」

四つめは雪の結晶がデザインされたシルバーの箱、中にはクリスタルのオルゴール・・・花沢類からのプレゼント。
五つめはパープルの箱・・・なんだか嫌な予感がして開けられなかった。こっそり見たけどここでは言えない。

「桜子・・・あんた、こういうのいい加減にやめなさいよっ!怒るわよっ!」
「あら~!西門さんが喜ぶものにしたんですのよ?あとで使って下さいなっ!」

そして最後に手にしたのは西門さんからのプレゼントの箱。ブルーの小さな箱にこれだけは白いリボンがかけられてた。

「どうした?開けてもいいぞ?・・・これは俺からだから」
「もうもらったよ?ネックレスとピアス・・・これもなの?」

西門さんが優しく笑ったからこの箱を開けてみた・・・箱の中にもう一つのベルベットに包まれた小箱。
恐る恐る開けてみたら、中に入ってるのはブルーダイヤの指輪だった。

「これ・・・って」

「あぁ、そういう意味!ほら・・・手を出して」

西門さんはベルベットの小箱から指輪を抜くと、みんなの見ている前で私の左手薬指にそれをすっ・・・と通した。


「おめでとう・・・牧野、幸せにおなり」

花沢類の声がした。その言葉で私の目からは涙が溢れ出して止まんなくなった。
なぜか後ろから抱き締めたのが花沢類で、わかっていたけど振り向いてその胸でわんわん泣いてしまった!
なんでそこで泣くっ!って西門さんの声が聞こえて、他のみんなも大笑いしてるんだけど今は彼の顔だけ見ることが出来なかった。


そしてこの後、みんなで記念写真を撮った。
私と西門さんを真ん中にして、私の横には肩を抱く花沢類。西門さんの隣には桜子が腕を組んで座っていた。
後ろには真ん中に滋さん。滋さんは両腕で美作さんと道明寺を捕まえていた。

私は桜子に頼んで2人だけの写真も撮った・・・残念なのはメイクが崩れまくった私と相変わらず綺麗な西門さんだったことかな。
とても部屋には飾れそうにないけど、これも記念だって思うと嬉しかった。


********


パーティーが終わって桜子は美作さんが、滋さんは道明寺がそれぞれ送っていった。
最後にこの部屋のドアを閉めたのは花沢類・・・すこし寂しそうな笑顔で手を振って出て行った。

ここの部屋は、もうとんでもない状況になっていたし、私も泣き過ぎと飲み過ぎで立っていられなかった。
こんなに綺麗にしてもらったのにドレスのまま床に座り込んで、目の前で呆れてる彼を見ていた。

「バッカだな・・・弱いくせにまた飲み過ぎて・・・ほら、手を出せ」
「うん・・・総二郎、もう歩けない。でも楽しかったぁ・・・だからつい、飲んじゃった!」

西門さんは私が伸ばした手を掴んで一度立たせてくれた。そしてそのまま抱きかかえられた。
落ちないように慌てて彼の肩を掴んだら鼻の頭にキスされた!

「もう・・・!でも、ホントはね・・・ずっとこうしていたかったの。指輪、びっくりした・・・大好き、総二郎・・・」

「あぁ、わかってるよ。あいつらにお前が俺のもんになったの見せとかなきゃって思ったんだ。楽しめて良かったな。
司とも話せてすっきりしたか?」


「うん・・・ちゃんと思い出になってたよ」

私は抱きかかえられたままこの部屋を出て最上階の部屋に戻った。


*********


部屋に戻るとホテルに頼んであったとおり、この部屋にもクリスマスツリーが飾られていた。
そして牧野をソファーに座らせてミネラルウォーターを持ってきた。

「ほら・・・これ飲んで少し酔いを覚ませ。ちゃんとシャワーしたいだろ?なんなら一緒に入るか?」
「ううん!いいっ!・・・それはまだ無理・・・また今度!」

一緒にバスルームに行かなくてもこのあとの事なんてわかってるくせに、変に抵抗してるこいつが可愛くてソファーの上に
押し倒してしまった。そのままの姿勢で髪についてる飾りを取り除いた。
いつもと違って巻いてる髪が顔にかかって妙に大人っぽい・・・ダイヤのピアスが揺れてる耳にキスしたらもう声が変わってる。

「つくし・・・少し首を上げて・・・こいつは今は用無しだから」

つくしの首からはゴージャスなネックレスが外され、俺はそれを無造作にソファー横の床へ落とした。

「あっ・・・なんてことするのよ!大事なものなのに・・・」
「いいんだって。これを置きに行くためにお前から離れる方が嫌だね・・・ほら、顔をそらすなって・・・」

牧野の眼を覗き込んだらその瞳の中に映ってるのは俺だけ・・・その瞳を見つめたまま唇を塞ぐ。
顎を抱えるようにして牧野の動きをとめて、何度もその角度を変えながら舌で口内を舐めまわした。
牧野のドレスが捲れて俺の腰まで脚が当たってる・・・その脚に指を這わせたら牧野の声がもっと甘くなった。


「やっぱ我慢できない・・・このまま向こうに行こうぜ?今・・・すぐお前が欲しい」

牧野の返事なんて待っていられない。牧野をもう一度抱きかかえるとすぐ横にあるベッドに2人で倒れ込んだ。
せっかくのドレスもこうなったらただの邪魔な布と同じ。そんなものはさっさと脱がせてその肌を惜しみもなく曝け出した。

「俺のシャツ・・・今日もお前が脱がせてくれよ。ほら・・・早く」
「え?また・・・そんな事するの?」

牧野の手を持って俺のシャツに持ってくると震えながらボタンを外してる・・・困ったような顔してゆっくりとその作業は進んだ。
そして全部外し終わったら俺からシャツを取り去っていく。牧野の指が俺の素肌の上を掠めていくと堪んなく興奮した。

「あの時、すっげー良かったんだ・・・恥ずかしそうに俺を脱がせていくくせに、つくしの眼が俺の身体を見つめるの・・・」
「意地悪だね・・・総二郎!」

お互いに身につけてるものがなくなったら肌を重ね合うだけ・・・いつもと違うのはホテルのスウィートって事ぐらいだ。
だから牧野がいくら声を出しても抑えなくっていいわけで、俺はそれを楽しめるって事だ。
初めて身体を繋げてからまだ数回だけど牧野は随分慣れてきて素直に感じてくれるようになった。

今日も牧野の意識が何度も飛んでしまうほど身体を離せなかった。
やっと牧野の中から出たのはもうすぐ夜が明ける頃・・・窓の外がやけに白く感じる頃だった。
その白さは朝日のものではない・・・僅かに開いてるカーテン越しに見えたのは・・・。


「おはよ・・・つくし。外見て見ろよ・・・雪積もってる」
「うん?・・・・・起きられない。身体が痛いんだもん・・・」

そんな可愛いこと言うからシーツごと牧野を抱きかかえて窓際まで連れて行った。
一晩中降っていたんだろうか、東京はこの冬初めての大雪でその景色を真っ白に変えていた。


「うわっ・・・凄い・・・真っ白だね」
「あぁ、そうだな。ホワイトクリスマスってやつだな」

俺たちの部屋のクリスマスツリーが朝日を浴びて輝いてる・・・その前で朝のキスを交わした。


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Comments 4

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2017/09/05 (Tue) 14:26 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

花さま、こんにちは🎵

季節感のなさにドン引きでしょ?
半袖着てるのにクリスマスかいっ!みたいなね。

類を暖めたい…そんなに可哀想だったかな(笑)
Rを読みたい…他をあたってもらおうかな(笑)

クリスマスが終わったから、次は正月!
どんどん季節がずれる~❗助けて~❗

2017/09/05 (Tue) 18:09 | EDIT | REPLY |   
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2017/09/06 (Wed) 14:17 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様!爆笑!!

牛フィレなのね?・・・はい!最後のプチバージョンでしたぁっ!
入り口のみでしたけど、なかなか想像出来たでしょ?私のお気に入りは
つくしちゃんの脚が総二郎の腰に・・・ですっ!!きゃあぁーっ!照れるーっ!!

どんな体勢なんだっ!ソファーの上でっ!!って思って1人で実演してみました。
でかいリラックマのぬいぐるみで。(ただの変態ですやン)

ガーターベルトまで書こうかと思ったけど、プチバージョンであることを思い出してやめました。
最近少し大胆になったかも・・・イケナイイケナイ・・・。

これで総てのアレを終わらせていただきます!ありがとうございました!

2017/09/06 (Wed) 21:01 | EDIT | REPLY |   

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