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つくしの調子は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら数日が過ぎたが、近頃は精神的にも落ち着いてきたために、
主治医も花沢家から本来の病院へと戻っていった。
精神的には問題がなくても、体力的には大学と自宅を往復するだけが精一杯の状態は変わらなかった。

今日も朝食に全く手をつけようとしないつくしに加代が横から困った顔で頼み込むように話しかけた。

「つくし様、お身体はどうですか?あまり食欲がないようでしたらお好きなものだけでもよろしいのですよ?なにも主食にこだわらなくても
デザートでも飲み物でもいいのです。栄養のあるものをとりましょう?」

「えぇ・・・ありがとう。でもなんだか熱っぽくてホントに食欲がないの。風邪みたいなものだと思うから心配しないで?」

あまりに心配するからつくしは頑張ってフルーツに手を伸ばしてフォークを刺している。
そして少しだけ口に入れて、後は野菜ジュースを飲んでいた。

「それだけですか?やはりもう一度主治医を常駐させた方がよろしいのではないでしょうか。どうでしょう、類様」

「そうだね・・・でも、つくしはそれもストレスみたいだから医者はいいよ。大学の昼休みにつくしの好きな店にでも行けば少しは
食べられるんじゃないかな。ちゃんと見ておくよ」

「ごめんね。加代さん・・・心配掛けて。でも、どうしたのかしら。本当に食欲がなくて困っちゃう。類が言うみたいに場所が変われば
食べられるかしら」


その時につくしの世話をしていた加代の手がピタッと止まった。
そして急に俺の方をキッと睨んだから、びっくりして俺のコーヒーを飲む手までが止まった。

「なに?加代・・・今度は俺に文句でもあるの?つくしの事は大学でちゃんと見てるから心配しなくてもいいって・・・」

「そうではございませんわ!類様っ!」

加代はつくしの側から離れて今度は俺の方に向かって来る・・・その靴音がカツカツと高い音をたてて加代の苛立ちを感じさせた。
そして俺の横まで来るとそっと耳元で「ちょっといいですか?」・・・その一言に何故か恐怖を感じるんだけど・・・。
加代がこんな態度をとるのは珍しい・・・つくしをダイニングに残して隣のリビングにまで加代と移動した。




「どうしたのさ、加代。俺が何かした?こんなことしたらかえってつくしが不安になると思うんだけど・・・」

「大事なことですわ・・・類様。まさかと思いますけど・・・ちゃんとわかってお過ごしでしょうね?」

「何が?・・・何のこと?」

加代はコホンと咳払いをして周りを確認すると、誰もいないリビングなのに俺の真横まで来て耳を貸せと合図してきた。
なんなんだ?って思ったけど加代の身長に合わせて背を低くしたら・・・


「夜の方はちゃんとお考えがあって・・・その・・・避妊はされてますよね?」

「・・・え?」

びっくりして元の体勢に戻したら、それなりの歳の加代でさえ赤い顔してキョロキョロしてる!
朝っぱらからなんて話なんだ・・・俺は頭を抱えて加代を見たけど、加代は至って真面目のようだ。
本気でつくしの身体を心配してるんだろう。いくら教育係でもそこまでは立ち入らないんだけど俺達が特殊だから仕方がない・・・。

親よりも俺たちを理解してくれてる加代に今更ながら感謝していた。
よく見たら加代はもう随分と小さくなったみたい。俺たちが小さかった頃はパワフルで大声で元気の塊だったのに。


「加代・・・心配しなくても大丈夫!そこまで馬鹿じゃないから・・・守ってるよ、ちゃんと。今のところね!」

「まぁっ!そんなお気楽な言葉で・・・!本当ですのね?信じますわよ?」

小さくなった加代の肩を抱き締めて背中を叩いてやると、加代は年寄扱いしないでくれと怒っていた。
いや、加代はもう結構歳をとっちゃったよ・・・そう言うと本気で怒られるかもしれないね。
この時に思った。いつか加代に俺たちの子供を抱かせてやろうって・・・それまでは元気でいてくれないと困るよ・・・加代。
この言葉もきっと加代を泣かせてしまう。この小さくてたった1人の「応援団」は俺とつくしの宝物なんだって強く感じていた。



ダイニングに戻るとつくしがやっぱり不安そうな顔で待っていた。

「どうかしたの?なんで加代さんは類に怒っていたの?」

「聞かない方がいいと思うよ?それより加代のためにもう少しお食べ・・・はい、食べさせてあげる」

「は?私のためじゃなくて加代さんの為なの?」

つくしの前にスプーンに乗せたフルーツヨーグルトを差し出すと、パクンと口を開けて食べていた。
せっかく食べたのに、お行儀が悪いと加代が怒る・・・まるで子供の時の光景のようで久しぶりに3人で笑っていた。

「笑ったから少し食べられそう・・・!加代さん、もう一つフルーツとって?」

「はい!・・・ではつくし様の好きなグレープフルーツにしましょうね」


まるで本当の親子のように笑い合う2人・・・この光景が見たくて頑張ってるような気さえする。
でも、そんな日は長くは続かなかった。


*********


父さんから連絡があって俺がフランスに行く日が決った。
意外と早くて来週には行かなくてはならない。約1ヶ月ほど滞在することになりそうだった。
わかっていたこととはいえ、やはりつくしのショックは大きく、予定より長い滞在に落ち込んでしまった。

しばらくつくしとは離れなくてはいけない・・・その気持ちが毎晩のようにつくしのすべてを求めていた。


「類・・・あと何日したら行くの?いつ帰ってくる?・・・やっぱり本当に行くの?」

「毎日同じこと聞くんだね。ごめんね・・・1人にさせて。そんなに泣かないで・・・離れられなくなるから」

ベッドの中、俺の真下にいるつくしがその目を潤ませて聞いてくる。何度聞かれても答えは同じで可哀相になるんだけど。
だから何度もキスをして抱き締めてあげる・・・唇から耳朶へ舌を這わして軽く噛むとビクッと身体を強張せる・・・まだここは苦手なんだ。
逃げようとしても無駄・・・嫌がるような素振りを見せるけど本当は感じやすいだけ。
耳の中を舐めると「ひやぁん・・・」って猫みたいな声を出して、それがもっと俺を煽ってくる。

「類、離さないで・・・何処にも行かないで・・・」
「ちゃんとつくしの所に帰って来るよ。だから・・・忘れないように俺を感じてて・・・」

耳の下から首筋へと舌をツーッと滑らしたら呻き声みたいに甘い声が響くんだ・・・最近のつくしの声は媚薬のように俺の聴覚を
刺激する・・・その声が聞こえる度に自分の中に熱いものが込み上げてきて止まらなくなるんだ。
そして手がゆっくりと胸の膨らみを捉える。外側から揉み上げるように持ち上げると、白い肌がライトに当たって生々しく光る。

「凄い・・・つくし、最近サイズアップしたでしょ?・・・クスっ、ちょっと変わった・・・触った感じ」
「いやだ・・・そんな言い方・・・あぁっ・・・やだ!類」

元々細いから胸だって小さかったのに、こんな事を覚えたら変わるもんなんだね・・・そのピンク色の頂を舌で転がしたらつくしは
また声を変えた・・・気持ちよさそうな甘い声。
これほど愛おしいのに1ヶ月も離れなくてはならないなんて・・・そう思ったら手を緩めずに抱いてしまう。
この後、身体を繋げてからはもうお互いの限界が来るまで、その動きを止めることは出来なかった。

つくしの両手首を掴んだまま、何度もつくしに自身を打ち付けると小刻みな悲鳴と共に両方の胸が大きく揺れて、それを見下ろす
俺は我慢できなくてそこに顔を埋めた。必死に声を我慢するつくしは口元を押さえてる。
そんなつくしの背中に手を回して身体を起こすと、繋げたまま俺の上に座らせた・・・余計に刺激がいくから我慢できなくて声が上がる。

「いいよ・・・少しぐらいわかんないよ。それよりも・・・俺を感じてて・・・つくし、わかる?」
「うん・・・わかるよ。類・・・スゴいっ・・・!もうダメっ・・・」

「ホントに?可愛い・・・・・ほら、眼を開けてみて?」

「え・・・やだ、見えるもん・・・」
「ほら、ちゃんと見て?つくしを愛してるのは俺だから・・・他の誰にも渡さないから」

つくしはそう言うと薄く眼を開けて自分たちの今の姿を確認するかのように・・・すごく恥ずかしそうに見ていた。
その表情も色っぽくて、まるで飢えてる獣のようにつくしを引き寄せてキスをした。
下からの刺激につくしはキスしながらでも声が漏れる・・・俺の肩にある指が爪を立てて痛みが走るのさえ気持ちよかった。

「はぁっ・・・はぁっ・・・類っ!もう、もうやめて・・・壊れちゃうっ!」
「やめない・・・壊したりしないよ・・・くっ!でも、俺も限界かもっ・・・ごめんっ!」


今まで一度もなかったんだけど、この日はつくしの中に自分の精を放った。
もしかしたら・・・その時は覚悟を決めよう、そう思うと怖くはなかった。つくしもわかったのか拒否はしなかった。
加代の一言が逆に俺をここまで暴走させたのかもしれない。



「ごめん・・・少し乱暴だった?でも・・・壊れなかったでしょ?」

「もう・・・!そんなにしたらまた離れられなくなる・・・行かないでよ・・・類」

「ごめんね。それは無理だから、今こうして抱いてるんだ。愛してるよ・・・つくしだけ愛してる」


まだ少し息が荒いまま、つくしは俺の腕の中で眠りについた。
胸にある小さな痣・・・今日もここにキスしてからつくしの中を出る。



まさか、このあとつくしと連絡が取れなくなるなんて思いもしなかった。

ただつくしを抱いた後の幸福感で一杯で、俺もこの時はつくしを腕に乗せたまま眠りについた。



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Comments 2

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2017/09/26 (Tue) 23:24 | EDIT | REPLY |   
plumeria  
Re: タイトルなし

さとぴょん様、飢えた獣って…(笑)

やってもうたって(笑)
そうなの。やっちゃったの。
この流れていきなりこんなシーンに突入した私…

最近、ハマってるのかもしれません。(笑)

ヤバイヤバイ💦気を付けなくては❗(笑)

2017/09/27 (Wed) 16:48 | EDIT | REPLY |   

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